「友人の結婚式が重なって、ご祝儀がきつい…」友人関係のご祝儀、いくら包むのが“正解”ですか?

配信日: 2025.06.14

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「友人の結婚式が重なって、ご祝儀がきつい…」友人関係のご祝儀、いくら包むのが“正解”ですか?
時には、結婚式に出席する予定が重なることもあるでしょう。結婚式に出席するならご祝儀は欠かせませんが、その金額に迷う方は少なくないはずです。そこで本記事では、結婚式におけるご祝儀について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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結婚式におけるご祝儀の相場

結婚式に出席する場合、ご祝儀は必要不可欠といえます。ご祝儀の金額は新郎新婦との関係性や結婚式の形式、地域ごとの風習などによって異なります。
 
また、ご祝儀の金額に関してはある程度の相場はありますが、明確な基準などはありません。結局のところは気持ち次第といえますが、周囲との足並みをそろえる意味でも、ある程度は相場に近い金額を包むとよいでしょう。
 
ご祝儀の金額を決める際、大きな影響を与える要素のひとつは新郎新婦との関係性です。友人や職場の同僚などであれば、3万円が一般的な相場とされています。新郎新婦との関係性が近いほど相場は高くなる傾向があるため、兄弟姉妹などの親族や親友、恩師などであれば5万円を相場とすることも少なくありません。
 
なお、自分が先に結婚式で新郎新婦からご祝儀を受け取っていた場合は、その金額に合わせることもあります。
 
同じ友人として一緒に結婚式へ出席する知り合いがいる場合、ご祝儀の金額の違いでお互いに気まずくならないよう、事前に包む金額を相談して合わせておくことも重要です。
 

ご祝儀に関するマナー

結婚式では、出席者にもさまざまなマナーが求められます。そのなかでも、ご祝儀に関するマナーについて紹介します。
 

ご祝儀の金額は偶数を避ける

偶数は割り切れることで「別れ」を連想させるといわれており、これを避けるためにご祝儀では奇数の金額を包むことが望ましいとされています。
 
また、「死」を連想させる4や「苦」を連想させる9も避けるべきとされている数字のひとつです。
 
2は偶数ではありますが、ペアや夫婦を連想させることから、最近では縁起がよいものと捉えられています。経済的な理由などで多くのお金を包むことが難しい場合は、この意味を込めて2万円をご祝儀とするのもよいでしょう。
 

ご祝儀袋は金額に合ったものを

ご祝儀を包むご祝儀袋にはさまざまなデザインがありますが、包む金額に合ったご祝儀袋を選ぶようにしましょう。
 
飾り紐である水引にもいくつかの種類がありますが、仮に3万円を包むなら「結び切り」か「あわじ切り」の水引がよいとされています。また、水引の種類のひとつである「蝶結び」は出産や昇進などのお祝いに適しているものであるため、結婚のお祝いで使用するのは控えましょう。
 

袱紗(ふくさ)は暖色系のものを

結婚式に出席する際、ご祝儀は袱紗に包むのがマナーとされています。袱紗とは、ご祝儀などの金封が汚れることを防ぐために包む布のことです。
 
灰色や寒色系の袱紗は弔事用とされているため、慶事である結婚式では暖色系の袱紗を使いましょう。なお、紫色は弔事と慶事のどちらでもふさわしいとされているため、紫の袱紗をひとつ持っておくと便利です。
 

夫婦や親子で出席する場合はご祝儀をまとめる

新郎新婦との関係性によっては、夫婦や親子で結婚式に出席することもあるでしょう。この時、ご祝儀はひとつにまとめて連名にすることが望まれます。その際、例えば夫婦2人で3万円ずつ包む場合は偶数の6万円になってしまうため、奇数の5万円にするなど調整しましょう。
 
親子で出席するとしても、子どもが個別に招待されている場合は別でご祝儀を用意することも少なくありません。家族で出席する場合には、招待のされ方に注意しておきましょう。
 

ご祝儀には新札を使う

ご祝儀は新札で用意することが望ましいとされています。
 
新札とは、発行された後に一度も使用されていないお札のことです。ピン札と混同されやすいですが、ピン札はシワや折り目がないものの、一度使用された可能性もある点に注意が必要です。
 
新札は銀行の窓口などで用意できるため、事前に準備しておきましょう。また、結婚式の会場となるホテルなどでも新札への交換に対応してくれることがあります。ただ、会場や時期によっては対応が難しいケースもあるため、事前に準備しておいたほうが確実です。
 
また、状況次第では新札を用意できないこともあるでしょう。その場合はピン札でも問題はないとされています。あくまで、新札のほうがより好ましいということです。
 

友人関係なら相場は3万円

結婚式におけるご祝儀の金額は、新郎新婦との関係性などを基に決められることが多いです。明確な基準はありませんが、新郎新婦との関係性が友人なのであれば、3万円が相場とされています。
 
ご祝儀は形式的なものではありますが、そこには「おめでとう」という気持ちを込めることができます。相手へのお祝いの気持ちを大切にしながら、自分にとっても気持ちよく渡せる金額を選びましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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