年度初めに「軽自動車」を買うと「最大1万800円」もお得になるって本当!? 「普通車」のケースも解説

配信日: 2025.06.11

この記事は約 3 分で読めます。
年度初めに「軽自動車」を買うと「最大1万800円」もお得になるって本当!? 「普通車」のケースも解説
自動車を購入しようと考えていても、タイミングを決めかねている人もいるのではないでしょうか。自動車に限らず、多くの商品にはいわゆる「買い時」というものが存在するためです。
 
本記事では軽自動車のお得な購入時期や、普通自動車の場合についても紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

軽自動車は年度初に買うと約1年分の「軽自動車税」がかからない

軽自動車の「買い時」は、4月2日以降の年度開始直後の時期です。これには、軽自動車税の仕組みが影響しています。
 
軽自動車税とは、軽自動車の所有者に支払い義務が課せられる税金です。総務省によると、所有者の条件を満たした場合は一年に一度、最大で1万800円を納める必要があります。他にもオートバイ、原動機付自転車、農耕車などの場合でも、軽自動車税が適用されます。
 
軽自動車税は、4月1日時点で該当の車両を所持している人が対象です。仮に購入の日付が3月31日であった場合、翌日の4月1日から税金が発生します。しかし、購入日付が4月2日であった場合、翌年の4月1日までは税金が発生しません。この例では購入時期を2日ずらしただけで、約1年分の自動車税を節約することが可能です。
 

普通車の場合は?

普通車の場合もお得な時期は存在しますが、軽自動車とは少し事情が異なるようです。なぜなら、普通車に課せられる自動車税は、年度割ではなく月割であるためです。税金はその月の初日に課される仕組みなので、月初を避けて中旬以降に購入すれば、税金を少し節約することができるでしょう。
 
また、月末は販売員の営業成績が決定するタイミングでもあります。ディーラーに売り上げを伸ばしたいという意図があれば、いいサービスが期待できるかもしれません。
 

車をなるべくお得に買えるタイミングとは?

税金対策といった面の他にも、自動車をお得に購入できる時期もあります。ここでは、一般的に「車が安くなりやすい」とされるタイミングをご紹介します。
 

・2月~3月

この時期は、自動車販売店が年度末の決算に向けて売り上げを伸ばそうと、追い込みをかけるタイミングです。そのため、値引きや特別セールが実施されやすく、価格交渉のチャンスも広がります。
 
ただし、ディーラーは「いつ売れたか」よりも「いつ納車・登録されたか」を重視する傾向があるため注意しましょう。
 
車の納車には、契約から2週間〜2ヶ月ほどかかることもあるため、3月中の登録が間に合わないと、値引き交渉に応じてもらえないケースもあります。購入を検討している場合は、早めにディーラーに足を運び、計画的に交渉を進めることが重要です。
 

・6月~7月

夏のボーナスが支給される6月〜7月も、自動車販売が活発になる時期です。顧客の購入意欲をあおるために値引きを行い、まとまった金額を消費するような戦略が行われることもあります。
 

・9月

9月は中間決算の直前で、販売店が目標達成に向けて動くタイミングです。2月〜3月と同じく値段交渉の余地がありますが、決算期ほどの値引きは期待できません。中間決算よりも決算期の方が重要視されているためでしょう。しかし、一年を通してみると、比較的購入しやすい時期ではあります。
 

まとめ

軽自動車は、4月1日に税金が発生するため、2日以降に購入するとその翌年まで税金が発生しません。そのため、最大で約1万800円の節税になります。普通車の場合は、月初に税金が発生するため、月の中旬以降に買うとお得です。
 
また、時期によって変化する販売店・ディーラーの戦略を利用し、値引きが行われる時期に購入するという選択肢もあります。本記事を参考に、自動車をお得に購入できる時期を見極めましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集