夫婦で結婚式に出席し「5万円」のご祝儀を包んだら、「1人3万円が相場」と言われました…。2人だと6万円で偶数になるのですが、いくら渡すのが正解だったのでしょうか?
配信日: 2025.06.10

そんな疑問に答えるために、今回は「夫婦で出席する際のご祝儀マナー」について詳しく解説します。常識的な金額の目安や、周囲から非常識と思われないためのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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夫婦で結婚式に出席する場合、ご祝儀はいくらが相場?
一般的に、結婚式に出席する際のご祝儀の目安は「1人あたり3万円」とされており、夫婦で出席する場合は5万円または7万円が相場とされています。
ウェブスターマーケティング株式会社の「結婚式で実際に包んだご祝儀の金額」に関するアンケート結果では、連名でのご祝儀は1人あたりに平均すると2万9000円でした。ただし、相場はあくまでも目安です。新郎新婦との関係性や、地域性、年齢や立場などによっても異なります。たとえば、
●友人の場合
夫婦で5万円または7万円
●いとこや親戚の場合
夫婦で5万円または7万円
●上司や恩師の場合
もう少し多めに包むこともある
このように、「絶対にこの金額でなければいけない」という決まりはありません。
なぜ「偶数」は避けると言われるのか? 縁起とマナーの話
日本では昔から、「偶数のご祝儀は別れを連想させる」として、敬遠されることがあります。とくに2万円や4万円など「割り切れる数」はNGとされることが多いです。
ただし、6万円は「3万円×2人」という形で考えれば問題ないともいえるでしょう。最近では、偶数でも「ペア」や「夫婦」を表すとして、ポジティブに捉える風潮も広がっていますが、伝統的な考え方を重んじる方もいます。
「6万円」を包む際は、「1万円札5枚+5000円札2枚」など、割り切れない枚数にする工夫など、柔軟に対応するケースも増えています。したがって、6万円=偶数だからNGということはありません。大切なのは中身よりも「気遣い」と「説明の仕方」です。
大切なのは「金額」よりも「気持ち」と「状況への配慮」
結婚式のご祝儀は、「マナー」「相場」「縁起」など、さまざまな考え方がありますが、最も大切なのは相手への思いやりです。
●「夫婦で5万円」は相場内なので問題なし
●相場はあくまでも目安で、絶対ではない
●偶数=NGという考えは一部に残っているが、関係値によってはあり
最終的には、「どうすれば相手に不快な思いをさせないか」「どうすれば感謝が伝わるか」を考えて、ご祝儀の金額を決めましょう。心を込めたご祝儀は、金額以上に気持ちが伝わるはずです。
出典
ウェブスターマーケティング株式会社 結婚式で実際に包んだご祝儀の金額に関するアンケート(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー