小学生の子どもが「ChatGPTを使いたい!」と言っています。課金した場合、毎月いくらかかりますか?そもそも小学生でChatGPTを使ってもいいのでしょうか?
配信日: 2025.05.30

しかし、AIを使うことに不安を感じる保護者も多いのではないでしょうか。「毎月の料金はいくら?」「そもそも小学生が使っても大丈夫なの?」など、不安や疑問の声があがるのも無理はありません。
この記事では、ChatGPTの利用料金や教育的なメリット・注意点について、保護者の目線で分かりやすく解説します。

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ChatGPTの料金プランは?無料と有料の違いを確認
OpenAIが提供する対話型AI「ChatGPT」には、現在、無料プランに加えて複数の有料プランが用意されています。無料で利用できるのは「GPT-4o mini」などのモデルで、機能や利用回数に制限があります。
一方、個人での有料プランには以下のような種類があります(2025年5月現在)。
・ChatGPT Plus(月額20ドル)
・ChatGPT Pro(月額200ドル)
有料プランの料金は、為替レートにより日本円換算額は変動しますが、2025年5月時点では例えば「Plus」プランが月額約3100円前後(1ドル=約155円で計算)となります。支払いはクレジットカード払いが主流です。このほかにも、法人向けプランなども用意されています。
小学生にChatGPTは使わせてもいいの?
ChatGPTは、OpenAIの利用規約により、13歳未満の子どもが単独で使うことは認められていません。つまり、小学生が自分ひとりでアカウントを作って使うのは、規約上できないことになります。
ただし、子ども自身が操作するのではなく、保護者が自分のアカウントで使いながら、家庭学習のサポートに活用することは可能です。例えば、調べものを一緒にしたり、作文や自由研究のヒントを見つけたりといった使い方であれば、家庭で無理なく取り入れられるでしょう。
注意点やデメリットも理解しておこう
ChatGPTは、とても便利なツールです。調べものや文章作成、アイデア出しなど、いろいろな場面で役立ちます。ただ、使うときには、いくつか気をつけたいこともあります。
まず知っておきたいのは、ChatGPTの回答が必ずしも正しいとは限らないという点です。内容によっては、古い情報が含まれていたり、少し分かりにくい表現になっていたりすることがあります。そのため、「絶対に正しい」と思い込まず、参考のひとつとして受けとめるのがよいでしょう。
とくに学習目的で使うときには、保護者の方がそばで見守りながら、「これは正しいのかな?」「他の情報も見てみようか」といった声かけをすると安心ですし、情報の見極め方を自然に学ぶきっかけにもなるでしょう。
家庭での活用は「親子で一緒に」が基本
小学生がChatGPTを使う場合、課金すると月額約3100円前後が目安です。ただし、利用規約上、13歳未満の子どもが単独で使用することはできないでしょう。そのため、保護者が自分のアカウントを通じて操作し、子どもと一緒に画面を見ながら使うという形であれば、家庭学習の補助として無理のない範囲で活用できるかもしれません。
正しく使えば、子どもの好奇心や発想力を広げるきっかけになる可能性もあります。ただし、あくまでも補助的なツールとして位置づけ、保護者がそばで内容を確認しながら使うことが安心です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー