30年以上前に発売されたのに「10万円超え」も…! 「セガサターン」が高値で売れる理由とは?
配信日: 2025.05.30

何十年も前に発売されたにもかかわらず、今でも高値で取引されているゲーム機は少なくありません。処分する前に、価値があるかどうかを確認してみるとよいでしょう。
本記事では、1994年に発売された「セガサターン」の当時の価格や、今でも高値で売れる理由、モデル別の買取価格例についてご紹介します。

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「セガサターン」はどのようなゲーム機?
セガサターンが初めて発売されたのは、1994年11月22日です。株式会社セガにとって6番目となる家庭用テレビゲーム機で、発売当初の価格は4万4800円。処理速度や画像処理能力が格段にアップした、32ビットのマルチメディアマシンとして登場しました。
オプションを使用することでオンラインプレイにも対応しており、ネットワーク対戦やマルチプレイ対応のRPGなども発売されました。
1996年には、セガサターン本来の機能はそのままに、デザインを一新した通称「白サターン」が登場。低価格化を実現し、2万円で販売されました。さらに、1998年には3万台限定で「スケルトンセガサターン」も発売され、こちらも同価格の2万円で販売されました。
また、互換機として日立から発売された「ハイサターン」には、ビデオCDとフォトCD機能が標準装備されており、価格は6万4800円です。
「セガサターン」が高値で売れる理由
セガサターンのような昔のゲーム機が高値で取引される主な理由のひとつに、希少性の高さが挙げられます。すでに製造が終了しているため、市場に出回っている台数が限られており、その希少性から価値が上がっているのです。
また、動画配信サイトなどで昔のゲームが実況される機会が増えたことをきっかけに、若者を中心にレトロゲームの人気が高まっていることも理由のひとつといえるでしょう。
さらに、海外からの需要の高まりも価格上昇に影響しています。供給が追い付かない状況のなかで、特定のモデルや状態のよいものには、プレミア価格がつくこともあります。
モデル別の買取価格比較
現在、セガサターンがどのくらいの価格で買取されているのかを確認するために、ある買取業者におけるモデル別の買取価格例をご紹介します(2025年5月19日現在)。
・ゲームナビ ハイサターンポータブルマルチメディアプレイヤー:19万4000円
・ハイサターン本体(前期型/MMP-1):2万2580円
・スケルトンセガサターン ダビスタ同梱版(HSS-0022):2万400円
・スケルトンセガサターン本体:1万9000円
・Vサターン本体(RG-JX1):8500円
・セガサターン本体(HST-0004/グレー):2800円
・ニューサターン 廉価版(HST-0019/ホワイト):2243円
モデルによっては20万円近い価格で取引されているものもあるようです。ただし、買取を依頼する際の状態によって買取価格は大きく変動するため、事前に無料査定を依頼することをおすすめします。
また、買取業者によっても査定基準は異なるので、複数の業者を比較して選ぶことをおすすめします。
古いゲーム機は、希少価値の高さなどの理由から、高値で買い取ってもらえる可能性がある
セガサターンは、1994年に初めて発売された家庭用テレビゲーム機で、当時の販売価格は4万4800円でした。台数限定で発売されたモデルや、互換機として発売されたモデルなどもあり、それぞれ価格は異なります。
中には、現在でも10万円以上の高値で取引されているモデルも存在します。ただし、ゲーム機の状態や買取業者によって買取価格は変動するため、事前に無料査定を依頼したり、複数の業者を比較検討したりするのがおすすめです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー