20代ひとり暮らしです。自宅には「防災グッズ」がありません。備えようとは思いますが、必要なものがわかりません。どれくらい費用がかかりますか?

配信日: 2025.05.28

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20代ひとり暮らしです。自宅には「防災グッズ」がありません。備えようとは思いますが、必要なものがわかりません。どれくらい費用がかかりますか?
20代で一人暮らしをしていると、防災グッズの準備はつい後回しになってしまいがちです。
 
しかし、地震や台風といった災害は突然やってきます。「何をそろえればいいの?」「費用はいくらかかるの?」といった疑問を抱えている方も多いでしょう。
 
本記事では、防災グッズにかかる費用の目安と、実際にそろえるべきアイテムをわかりやすく紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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防災グッズの費用はどれくらい?

防災グッズを一からそろえるとなると、ある程度の出費は避けられません。ただ、命を守るための備えと考えれば、決して無駄な支出ではありません。以下が、一人暮らしの方向けに必要となるおおよその費用です。


・非常持ち出し袋:1万~1万5000円程度
・自宅備蓄品:1万~2万円程度

合計で2万~3万5000円程度が一般的な目安です。もちろん、100円ショップを活用したり、手元にあるものを工夫したりして使えば、さらにコストを抑えることもできます。
 
すでに持っているもの(モバイルバッテリー、懐中電灯など)がある場合は、すべて新たに買いそろえる必要はありません。まずは、足りないものをリストアップすることから始めましょう。
 

一人暮らしに必要な防災グッズとは?

防災対策では、「非常持ち出し袋」と「自宅備蓄品」の2つを用意するのが基本です。それぞれに必要なアイテムを整理しておきましょう。
 

非常持ち出し袋に入れるもの

非常持ち出し袋は、災害発生時にすぐ持ち出せるようにしておくリュックサックのようなもので、中身は命を守るための最小限の道具です。以下のようなものを準備しておきましょう。


・飲料水(500mlペットボトル2~3本)
・非常食(缶詰、栄養バー、レトルト食品)
・防災ラジオ(乾電池タイプや手回し充電タイプ)
・懐中電灯(できればヘッドライト)
・予備の乾電池
・モバイルバッテリー
・簡易トイレ
・マスクやウェットティッシュなど衛生用品
・絆創膏や常備薬などの救急セット
・ビニール袋
・軍手や使い捨て手袋
・現金(1000円札や小銭も用意)
・身分証のコピー
・ハザードマップ など

市販のセットを使うのもひとつの手ですが、自分に必要なものを加えてカスタマイズすると安心です。
 

自宅に備えておくべきもの

災害によっては、自宅で避難生活を送ることもあります。電気やガス、水道が止まっても3日程度は生活できるよう、非常持ち出し袋と合わせて以下の備えをしておきましょう。


・飲料水(1日3L×3日分=9L)
・レトルトご飯、カップ麺、缶詰などの保存食
・カセットコンロとボンベ
・紙皿、紙コップ、割り箸などの使い捨て食器
・トイレットペーパー、ティッシュ
・歯ブラシ、ドライシャンプーなどの衛生用品
・生理用品(必要な方)
・毛布やカイロなどの防寒グッズ
・着替えや下着の替え など

普段の買い物のついでに少しずつそろえることで、無理なく備蓄できます。他にも、ペットがいる場合はペット用の備蓄、メガネ・コンタクトレンズ利用者は予備や洗浄液なども準備しておきましょう。
 

防災グッズをそろえる際のポイント

・優先順位をつけてそろえる

一気にすべてをそろえようとすると負担が大きいので、まずは「非常持ち出し袋」から準備しましょう。その後、予算や時間に余裕ができたら自宅備蓄に取りかかるのがおすすめです。
 

・ローリングストックを活用する

保存食や日用品は、日常的に使う分を多めに買って、古いものから使い、使った分だけ補充する「ローリングストック法」が便利です。無駄がなく、日常生活に組み込めます。
 

・定期的な見直しを忘れずに

防災グッズの中には消費期限や使用期限があるものも多いため、年に1~2回は中身を確認しましょう。季節の変化に応じて、防寒具や暑さ対策グッズを入れ替えることも大切です。
 

まとめ:今すぐ始める防災対策

災害は、いつどこで起きてもおかしくありません。一人暮らしだからこそ、誰かを頼ることが難しい場面もあるでしょう。だからこそ、自分の命は自分で守るという意識が大切です。
 
防災グッズは、少しずつでも準備を始めれば大丈夫。まずはリュックサックと水、非常食から始めて、無理なく整えていきましょう。「もしも」のときに慌てず動けるよう、今から備えておくことが安心への第一歩です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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