近々入籍予定です。「200万円」貯めましたが、結婚式を挙げるか悩んでいます。新婚旅行も行きたいのですが、どのくらい必要でしょうか?
配信日: 2025.05.27

本記事では、結婚式と新婚旅行にかかる費用の相場や、200万円でできる現実的なプラン、費用を抑える工夫までわかりやすく解説します。

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
目次
200万円の予算、どこまでできる? 結婚式と新婚旅行の費用相場を知ろう
結婚式や新婚旅行の費用は、カップルの希望によって大きく異なります。まずは一般的な相場を押さえておきましょう。
【結婚式の平均費用】
株式会社リクルートの「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、全国平均で343.9万円です。この金額には挙式、披露宴・ウェディングパーティーを含めた総額となります。とはいえ、次のようにスタイルを選べば費用を抑えることも可能です。
●少人数婚(家族中心):100万~180万円
●フォトウェディングのみ:10万~30万円
●レストランウェディング(40~70人):250万円前後
【新婚旅行の平均費用】
行き先や日数によって変わりますが、一般的には以下の通りです。
●国内旅行(2~3泊):10~30万円
●海外旅行(3~5泊):30~100万円以上
実現可能なプラン例をチェック! 200万円でできること
では、実際に200万円の貯金でどのような選択ができるのか、現実的なプランを2つご紹介します。
●結婚式(家族10~20名):約130万円
●国内旅行(沖縄・北海道など3泊4日):約30万円
●合計:約160万円
会場を工夫すれば、写真・衣装も含めてこの範囲に収まります。
ご祝儀で一部を補える場合は、さらに余裕を持って実現できます。
●フォトウェディング(衣装・撮影込み):約20万円
●新婚旅行(アジア圏5~6日):約50万円
●合計:約70万円
結婚式よりも「2人の思い出づくり」を重視したいカップルにおすすめです。費用に余裕があるぶん、新生活の準備や将来の貯金に回すこともできます。
費用を抑えるための工夫と優先順位のつけ方
予算内で満足度を高めるためには、いくつかの工夫がポイントになります。
1.結婚式はオフシーズン・平日開催を検討
人気のシーズンや土日よりも会場費が安くなることが多く、希望日が取りやすいのもメリットです。
2.ご祝儀や親の援助を見込む
「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、ご祝儀総額の全国平均は205.6万円です。招待人数や関係性によって異なりますが、自己負担が実質半分程度になるケースもあります。
3.新婚旅行は「旅行会社のパッケージツアー」も検討
個人手配より安く抑えられることがあり、トラブル対応も安心です。
4.優先順位を2人で明確に
「写真だけでも残したい」「海外には行っておきたい」など、希望に優先順位をつけておくと迷いが減ります。
まとめ 将来を見据えて、2人に合った使い方を考えよう
200万円の予算があれば、結婚式と新婚旅行の両方を実現することは十分可能です。
ただし、式の規模や旅行の行き先によって支出は大きく変わるため、どちらを重視するか・何に満足感を得たいかをよく話し合うことが大切です。「両方完璧にやる」ことを目指すより、思い出に残る選択を無理のない範囲で実現することが、これからの生活への安心にもつながります。
結婚はゴールではなくスタート。お金の使い方も、2人で初めて「夫婦の選択」をする大事な機会として考えてみてくださいね。
出典
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2024調べ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー