1人暮らし用の部屋で「恋人と同居」を開始! 大家さんに契約違反と言われたけど、「家賃増額」などのペナルティはあるの? 注意点を確認

配信日: 2025.05.27

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1人暮らし用の部屋で「恋人と同居」を開始! 大家さんに契約違反と言われたけど、「家賃増額」などのペナルティはあるの? 注意点を確認
一人暮らしをしている人に恋人ができ、同棲を始めるケースはあるのではないでしょうか。そのまま同棲をしても問題ないと思うかもしれませんが、建物のタイプや契約内容によっては同棲が認められない可能性があります。
 
また、契約内容に違反している状態で同棲を続けていると、問題やトラブルにつながるリスクがあります。
 
本記事では、一人暮らし用の部屋に恋人と同居するとどうなるかについて解説するので、気になる人は参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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一人暮らし用の部屋で同棲は問題やトラブルにつながる

「一人暮らし用の部屋」は、あくまでも一人暮らしを前提とした賃貸条件になっているため、原則として同棲して2人以上で住むのは契約内容に反しています。そのため、同棲したい場合は管理会社へ確認したり、引っ越しをしたりなどの対策が必要です。
 
連絡せずにいて後から契約内容違反が発覚すると、ペナルティが課せられるかもしれません。同棲するときには関係各所への連絡や契約内容の確認などをおこない、問題やトラブルが起きないようにしましょう。
 
自分たちでは問題ないと思っていても、実は契約違反に該当する可能性は考えられます。そのため、自分たちだけで判断せず、きちんと確認することが大切です。
 
一人暮らし用の部屋は、防音性能や間取りなどが同棲する想定がされていないので、基本的には同棲することは禁止されています。勝手に同棲を始めると、契約違反と判断されて、強制退去や家賃増額などを言い渡されるかもしれません。
 
管理会社や大家さんからすると、ほかの入居者が住みやすい環境を守ったり、次の入居者のために部屋をきれいな状態で保ったりすることが大切です。
 

一人暮らし用の部屋でも同棲が認められるケースはある?

一人暮らし用の部屋でも同棲が認められるケースはありますが、認められるかどうかは管理会社や大家さんによって違います。一人暮らし用の部屋というのは契約上の問題なので、所有者が認めるのであれば同棲しても問題ありません。
 
ただし、相談すれば必ず認められるわけではなく、あくまでも認めるかどうかの判断は相手次第です。相談しても同棲が認められない可能性も十分に考えられ、その場合は引っ越す必要があるでしょう。
 

2人入居可の物件に住んでいるなら同棲してもいい?

2人入居可の物件に最初は1人で住んでいて、後から恋人ができて同棲を始めるのは認められるケースが多いといえます。最初から2人で住むことが前提で、防音性能や間取りなどもそうしたつくりになっているためです。
 
ただし、途中から同棲するケースであっても管理会社や大家さんへの連絡はしましょう。場合によっては、書類手続きが必要になる可能性も考えられます。いろいろな事態に備えるためにも、一緒に住む人の氏名や連絡先・生年月日などを聞かれるケースが挙げられます。具体的な手続きについては、指示に従って決められている内容で進めていきましょう。
 
また、付き合っている相手がいて将来的に同棲する予定があるなら、物件選びの段階で2人暮らし入居可の物件を選ぶのが有効な方法です。
 

まとめ

一人暮らし用の部屋で同居するのは原則として禁止されていますが、相談すれば認めてもらえるケースもゼロではありません。ただし、勝手に同棲を始めるのではなく、しっかりと連絡して相談することが重要です。
 
賃貸契約に違反していると判断されると、強制退去などの対象にもなるため、自分たちだけで判断せずに、関係各所と相談しながら行動してください。
 

出典

e-Gov法令検索 民法
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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