近所の小学生が、水泳・ピアノ・英会話の習い事をしているようです。どのくらい費用はかかっているのでしょうか?
配信日: 2025.05.26

一方で、「いくつも習わせると、どれくらいの費用がかかるの?」と疑問に思う保護者の方もいるでしょう。
本記事では、水泳・ピアノ・英会話のそれぞれにかかる月謝や入会金、教材費などの目安を紹介し、3つを同時に習わせた場合の月額・年間費用のイメージ、そして家計にやさしく続けるための工夫についてわかりやすく解説します。

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目次
小学生の人気習い事3つ。それぞれどのくらい費用がかかる?
厚生労働省の「第9回21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)」や教育系サイトのデータからも、水泳・ピアノ・英会話は定番の習い事として広く選ばれていることがわかります。受講回数や時間などで費用は変わりますが、それぞれの相場は以下の通りです。
水泳
●月謝:6000~1万円程度
●入会金:3000~5000円程度
●その他:水着・キャップ・バッグなどの初期購入費用が必要です。
体力づくりや健康維持、基礎体力向上の目的で始める家庭が多く、比較的リーズナブルな習い事です。
ピアノ
●月謝:6000~2万円程度
●入会金:5000~1万円程度
●教材費:年間5000~1万円程度
●その他:発表会の参加費・衣装代などがかかることもあります。
音感や集中力を伸ばしたいという理由で選ばれやすく、自宅練習用に電子ピアノを購入するケースもあります。
英会話
●月謝:8000~1万円程度(グループレッスン)
●入会金:1万~1万5000円程度
●教材費:年間1万~3万円程度
●その他:検定やイベントの参加費が別途必要な場合もあります。
早いうちから英語に触れさせたいという家庭が増え、ネイティブ講師によるレッスンも人気ですが、その分費用はやや高めです。
習い事3つを掛け持ちすると、月にいくらかかる?
これら3つの習い事を同時に受講する場合、月額費用の合計は2万~4万円になります。さらに、入会金・教材費・発表会・イベントなどの諸費用を合わせると、年間では30~50万円前後が目安となります。
これらはあくまで一般的な相場ですが、地域や教室の規模によっても金額に差があります。
習い事の費用を抑えるためにできる工夫とは?
習い事を続けるには、子どもの興味と家庭の負担のバランスが重要です。以下のような工夫を取り入れると、無理なく続けやすくなります。
1.体験レッスンを活用する
入会前に体験レッスンを受けて、子どもの反応や教室との相性を見極めましょう。合わないまま続けると、費用も時間もムダになりがちです。
2.オンラインレッスンを検討する
特に英会話は、オンライン化が進んでおり、月謝もリーズナブルです。交通費や送迎の手間も省けるメリットがあります。
3.兄弟割引・複数受講割引を活用する
兄弟で同じ教室に通ったり、同じ施設で複数のコースを受講したりすることで、割引が適用されることもあります。教室に事前確認してみましょう。
まとめ 家計と子どもの成長、どちらも大切にするために
水泳・ピアノ・英会話の習い事を掛け持ちすると、月々の費用は2万~4万円程度、年間では30万円以上になることもあります。これは家計にとって決して小さくない支出です。
しかし、これらの習い事を通じて得られる体力・感性・語学力といったスキルは、将来にわたって子どもの大きな財産になるものです。
必要以上に費用をかけずに成果を得るためには、教室選び・継続の判断・費用の見直しをこまめに行うことが大切です。家庭の状況やお子さんの興味に合わせて、無理のない形で習い事を取り入れていきましょう。
出典
厚生労働省 第9回21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)の概況
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー