家族4人でラーメンを食べに行ったら「6000円」近くかかってビックリ! 友人に「株主優待を使うとお得」と言われましたが、どれだけお得になりますか?“丸源ラーメン”を例に解説
配信日: 2025.05.24

しかし近年の物価高で、ラーメンは手軽に楽しめる価格とは言いがたくなっています。特に家族で外食すると、物価高が家計に与えるインパクトはさらに大きいでしょう。
そんな中、家計の負担を少しでも減らす方法として注目されているのが「株主優待」の活用です。本記事では、丸源ラーメンを展開する物語コーポレーションの株主優待を例に、活用方法について解説します。

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
4人家族のリアルな注文金額
家族でラーメンを食べに行くと、具体的にどれぐらいの金額がかかるでしょうか。以下は父・母・中高生の子ども2人の4人家族が丸源ラーメンで外食した際の注文例です。
肉そば(肉ダブル)チャーハン・餃子セット:1381円×2=2762円
肉そば:792円×2=1584円
餃子:352円×1=352円
生ビール:539円×2=1078円
注文の合計は5776円。ラーメンを食べに行くだけで約6000円の支出になっています。
株主優待でどれくらい得になる?
外食の負担軽減策として注目されている株主優待を使えば、一体どの程度お得になるのでしょうか。
丸源ラーメンを運営する物語コーポレーションでは、100株以上の株式を保有していると「年2回・合計7000円分の食事優待券(3500円×2回)」がもらえます。なお、優待券は丸源ラーメンのほか、焼肉きんぐ・ゆず庵などでも使えます。
2025年4月時点の同社の株価を参考に1株約3500円と仮定すると、100株を買う場合は約35万円が必要になります。
シミュレーション:優待で支払いがどう変わる?
5776円の会計の際、3500円分の優待券を使えば、実質支払額は2276円です。 割引率にすると、約60%オフです。
これを年2回使えば、年間7000円の節約につながります。頻繁に家族で外食をする人にとっては、かなり魅力的と言えるのではないでしょうか。また、株式を保有していれば、企業価値向上による株価向上や配当金といった形で恩恵を受けられる可能性もあります。
注意点と上手な活用法
ただし、株主優待にも注意点があります。まず、優待券には有効期限があるため、期限内に使いきる必要があります。(物語コーポレーションの場合は発行日から1年間)
また、株価が下がれば投資額に対する含み損が出る可能性もあります。このようなリスクがあることを理解しておくことも大切です。
まずは100株から始めてみて、実際の使い勝手を確かめてみるのもおすすめです。うまく使えることが分かれば、持ち株数を増やしたり、食関連の株主優待がある別の株を探したりするなど、家計の負担を軽減しつつ楽しく食事ができる助けとなるでしょう。
物価高の今、支出を見直すヒントは身近なところにあります。株主優待は、節約と楽しみを両立できる家計の味方です。投資リスクも理解したうえで、自分のスタイルに合う形で取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。
出典
物語コーポレーション 株主優待
丸源ラーメン メニュー ラーメン
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー