母から「もう使うことはないから」と米ドル紙幣をもらいました。銀行・外貨両替所・金券ショップのどこで両替するのがおすすめ?

配信日: 2025.05.14

この記事は約 3 分で読めます。
今後使う予定のない外貨は、日本円に両替することが可能です。外貨両替は銀行・外貨両替所・金券ショップなどでできますが、どこを利用すべきか迷われる人もいるでしょう。
 
本記事では、それぞれのメリットとデメリットを比較するとともに、外貨を両替すべきかどうかについてもご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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使わない外貨を銀行・外貨両替所・金券ショップで両替するメリット・デメリット

外貨両替が可能な場所である銀行・外貨両替所・金券ショップそれぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
 

銀行

銀行を利用するメリットは、信頼性の高さでしょう。金額をごまかされるといった心配がないため、安心して依頼できます。
 
ただし、両替にかかる手数料はほかの手段と比べて高めに設定されている場合もあるようです。とある銀行2社を例に挙げて、米ドルを両替する際の手数料を表1にまとめました。
 
表1

銀行名 1ドルあたりの手数料
銀行A インターネットバンキング:0.25円
窓口:1円
銀行B インターネットバンキング:0.5円
ATM:0.8円
窓口:1円

※筆者作成
 
窓口やATM、インターネットバンキングなど、手続きの方法によって手数料が変わる銀行もあるようです。銀行を利用するデメリットとしては、開店時間が短いことや両替をおこなっていない店舗もあることなどが挙げられます。
 

外貨両替所

外貨両替所は銀行より営業時間が長かったり週末も営業していたりする場合もあるため、利用しやすいでしょう。
 
その反面、手数料が高めに設定されている場合もあることがデメリットです。また、外貨両替所によっては、手数料がレートに含まれているところもあります。ある外貨両替所では米ドルから日本円への買取レートが140円台になっており(2025年5月12日時点)、その中に手数料が含まれているようです。
 

金券ショップ

金券ショップのなかには外貨両替を取り扱っているところもあるようです。金券ショップは店舗によってレートが異なるため、銀行よりお得な場合もあります。取り扱っている通貨も多いため、ドル以外にも両替したい外貨があれば利用してみるといいでしょう。
 
また、土日に営業している店舗もあるので、平日なかなか時間を作れない人も利用しやすいでしょう。
 
一方で金券ショップでは、受け取る紙幣の種類を指定できない場合があり、状態の悪い紙幣が混ざっている可能性もあります。手数料については、外貨両替所と同じようにレートに含まれているショップもあるようです。
 

円安の今、外貨は両替すべき?

円安の傾向が高まっている今、外貨を円に両替するタイミングとして適しているのか不安になる人もいるでしょう。
 
そもそも円安とは、外貨に対する円の価値が低くなることをいいます。逆にいえば外貨の価値が高まるため、例えば1万ドルを円に両替するとき、1ドルが100円のときは100万円になりますが、1ドルが120円のときは120万円となり、受け取れる円の額が増えます。
 
これを「為替差益」といい、円安へ進行したタイミングで円へ両替することで得られる可能性があります。そのため、米ドル紙幣を円に両替するのであれば、円安である今がよいタイミングでしょう。
 

安全性で選ぶなら銀行、利用しやすさで選ぶなら外貨両替所や金券ショップがおすすめ

海外旅行の予定がないなど、今後使うことのない米ドル紙幣を円に両替する際には、銀行・外貨両替所・金券ショップを利用する方法があります。金額をごまかされる心配がないなど、安全性で選ぶなら銀行がおすすめですが、両替手数料が高めに設定されている場合もあるので確認が必要です。
 
また、外貨両替所や金券ショップは営業時間が長く土日も営業していたりするため、利便性で選ぶのであればそちらの方がいいかもしれません。円安傾向にある今は外貨を円に両替することで得になる可能性があるため、早めに検討するといいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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