子どもを預ける際にかかる「月額5万前後」の出費が痛い!→なるべく安く済ませたいのですが「認可保育所」と「認可外保育所」の費用やサービスに違いはあるでしょうか?
配信日: 2025.05.13

そこで今回は、認可保育所と認可外保育所とはどのようなもので、費用やサービスにどのような違いがあるのかをまとめました。

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「認可保育所」と「認可外保育所」とは?
認可保育所とは、児童福祉法に基づいて市区町村、または民間事業者などが都道府県知事の認可を受けて設置した保育所のことを指すといわれています。市区町村が「保育の必要がある」と認定した子どもの保育を事業目的としています。
一方、認可外保育所とは、認可保育所以外の施設を指す総称で、「無認可保育所」とも呼ばれています。事業目的は運営者が自由に設定できるようですが、都道府県の指導監督を受け、一定の基準を満たさなければいけません。
認可外保育所の例としては、病院内保育園・ベビーシッター・ベビーホテルなどが該当します。
「認可保育所」と「認可外保育所」の5つの違い
認可保育所と認可外保育所の違いは5つです。
1・対象年齢
認可保育所の対象年齢は、就学前の0歳〜5歳児のようです。一方、認可外保育所では、施設によって対象年齢が異なる場合があります。
2・保育の時間
認可保育所の保育時間は、7時~18時頃が一般的ですが、認可外保育所の保育時間は園によって異なり、夜間保育や宿泊が可能な施設もあります。
3・保育士の割合
認可保育所は原則的に職員のすべてが保育士の資格を保有しているのに対し、認可外保育所は保育士または看護師の割合が3分の1以上にすることを基準としています。
4・保育料
認可保育所の保育料は、市区町村が世帯の収入に応じて決定するため、同じエリアであれば施設にかかわらず原則同額です。一方、認可外保育所は事業者によって異なります。
一般的には、認可保育所は月額4万円〜6万円ほど、認可外保育所は5万円〜7万円ほどで、認可外保育所の方が高い傾向にあるようです。さらに、認可外保育所では保育料のほか、延長料金・入会金・給食費などが別に発生する施設もあります。
5・申し込み方法
認可保育所の申し込みは市区町村の窓口で、認可外保育所はその施設で申し込みを行うようです。
また、定員を上回っている場合は、認可保育所では市区町村が選考・調整を行いますが、認可外保育所では施設ごとに独自の選考が実施されます。
保育料は認可保育園の方が安い傾向にある|サービス面では対象年齢や保育時間などが異なる
認可保育所は、市区町村でおおまかなサービスが統一されています。一方、認可外保育所は施設によって異なるようです。
保育料は、認可保育所は4万円〜6万円ほど、認可外保育所は5万円〜7万円ほどで、認可外保育所では延長料金・入会金・給食費などが別に発生する場合もあり、費用はさらに増える可能性があります。
子どもを保育園に預けたいと考えている方は、施設選びで失敗しないために2つの違いをよく理解してください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー