最近「スマホ決済」する人を見かけるけど、手軽さなら「クレカ決済」も同じじゃないの？“お得さ・便利さ”を比較

近年、スマートフォンをかざして支払う「スマホ決済」が急速に普及しています。しかし、クレジットカードのタッチ決済も、かざすだけで支払いができるため、利便性の面では大きな違いがないように思えます。それでは、なぜスマホ決済が急速に広まっているのでしょうか。
 
本記事では、スマホ決済とクレジットカード決済の違いや、それぞれのメリット・デメリットを比較し、最適な使い分けを解説します。

スマホ決済が急増している背景

会計時にスマホ決済を利用する人が急速に増えていますが、この背景には、政府がキャッシュレス決済を推進していることが大きく影響しています。
 
また、スマホの普及率が向上し、多くの人が日常的にスマホを利用するようになったことも、スマホ決済の普及の後押しとなっているでしょう。ほかに、スマホ決済アプリの使いやすさや、ポイント還元、割引などのキャンペーンも、利用者を惹きつける要因となっています。
 
さらに、新型コロナウイルス感染症の流行は、非接触型の決済方法へのニーズを高め、スマホ決済の利用をさらに加速させました。「感染リスクを避けるため、現金でのやり取りを避けたい」という消費者の心理が、スマホ決済の急増につながったと考えられています。
 

スマホ決済が人気の理由

スマホ決済が支持される理由の1つは、ポイント還元の高さです。決済サービスによってはキャンペーン期間中に10％程度の還元が受けられるものもあり、クレジットカードを使用するよりもお得になることがあります。
 
また、スマホ決済は、アプリで利用履歴や残高を簡単に確認できる点も、魅力と言えるでしょう。
 

「かざすだけ」の手軽さは同じ？ スマホ決済とクレカ決済の違い

クレジットカードのタッチ決済もスマホ決済も、専用の端末にかざすだけで支払いが完了する点は共通していますが、いくつかの違いもあります。
 
例えば、クレジットカード決済は後払い方式ですが、スマホ決済はクレジットカード、デビットカード、銀行口座など複数の支払い方法を登録可能です。また、スマホ決済は、アプリだけで利用や残高管理が完結するため、家計管理にも役立ちます。さらに、生体認証やパスコードによる認証機能を備えているため、セキュリティが高いと言われています。
 

結局どっちが便利なの？

日常の買い物では、ポイント還元や管理のしやすさからスマホ決済が便利ですが、万一のトラブルに備えてクレジットカードも携帯し、使い分けるのがいいでしょう。
 
スマホ決済は、定期的に高還元率キャンペーンを実施しているものもあり、積極的に活用するとお得に買い物ができます。ただし、スマホのバッテリー切れや紛失時には使用できなくなるため、クレジットカードも持ち歩くと安心です。
 
なお、クレジットカードは海外でも広く利用でき、大きな買い物には分割払いやリボ払いの選択肢もあります。不正利用対策も充実しており、安全性の面でもメリットがあります。
 

まとめ

スマホ決済は、お得さや利便性の高さから、急速に利用者を増やしています。しかし、クレジットカード決済にも、海外での利用や高額決済への対応など、優れた点があります。それぞれの特徴を理解し、自身のライフスタイルや利用シーンに合わせて、賢く使い分けることが重要です。
 

出典

政府広報オンライン キャッシュレス決済とは？ 種類や活用のメリットを解説！
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー