来月「いとこ」の結婚式に参列する予定です。友人の場合は「3万円」のご祝儀が一般的かと思いますが、「親族」の場合はいくら包むべきでしょうか?
配信日: 2025.05.10

本記事では、親族や友人など、各関係性のご祝儀額の相場を紹介します。親子・夫婦で招待された場合のご祝儀金額や、マナーについても解説するのでぜひ参考にしてください。

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「いとこ」へのご祝儀は「3万円」が相場
結婚式の披露宴では、お食事や引き出物が用意されていることが多いため、料理や引き出物代+新郎新婦へのお祝い金で3万円程度をご祝儀として贈るのが基本と考えられています。では、親族のいとこへのご祝儀として、いくら包むのが望ましいのでしょうか。
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が行った「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」によると、従兄弟/従姉妹の最多回答額は「3万円」、平均額は「3万4635円」となりました。
また、友人の場合も最多回答額が「3万円」、平均額「3万960円」で同等の水準です。このことから、いとこの関係や友人関係の方へのご祝儀は3万円が相場と考えられるでしょう。
「親族」の場合は高額なご祝儀を贈るケースも
親族といっても、ご祝儀を贈る相手との間柄によって金額は異なります。いとこへのご祝儀よりも高額になるケースもあるでしょう。前述の同調査によると、叔父/叔母の最多回答額は「5万円」、平均額は「8万1629円」といとこや友達へのご祝儀よりも高い金額を贈っている方が多いようです。
また、兄弟/姉妹や叔父/叔母、従兄弟/従姉妹以外の親戚は最多回答額「10万円」、平均額「11万7568円」という結果でした。親族へのご祝儀は、高額な祝儀を贈ることが多いため、平均額も高くなっているのかもしれません。
「家族」や「夫婦」の連名で招待された場合のご祝儀額
生計が独立していない学生や親と同居している場合、結婚式に親と一緒に連名で招待されることもあるでしょう。この場合、親と連名で5~10万円程度のご祝儀を贈るのが一般的とされます。
夫婦2人で招待された場合も同様に、夫婦2人分のご祝儀を連名で贈ります。この場合の相場は一般的に2人で5~7万円です。子どもを連れて出席する場合は、子どもの人数や年齢、子ども用の料理の内容などによって、ご祝儀の金額を上乗せしましょう。
ただし、ご祝儀の金額として避けるべき金額があります。例えば、偶数金額は「割れる=別れ」という意味があるため避けるべきと考えられています。なお、2は「ペア」を連想させるため2万円であれば問題ないようです。また、10万円はキリのいい数字であるためいいとされます。他にも、不吉な数字である「4」や「9」は避けた方が無難でしょう。
まとめ
ご祝儀金は、新郎新婦との関係性や自分の年齢などによって異なるものの、一般的に3~5万円が相場とされています。いとこへのご祝儀であれば3万円をベースにして、より親しい関係なら少し多めに渡してもいいかもしれません。ただし、ご祝儀で送る金額にはマナーがあるため、入れる金額には注意しましょう。
出典
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー