妻が長年愛用していたスマホのバッテリーが故障!→「バッテリー交換」をメーカーに依頼すると「1万円以上」かかるそうです…。「非正規」の修理業者なら安いと聞きましたが、デメリットはないのでしょうか?
配信日: 2025.05.09

そこで今回は、スマートフォンメーカーと非正規店でバッテリーを交換する際の価格差と、非正規店のデメリットをまとめました。

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
スマートフォンメーカーと非正規店でバッテリーを交換する際の価格差
スマートフォンのバッテリーを交換する際、メーカーと非正規店に依頼するのでは価格に差があるようです。また、保証の有無や機種によって価格に違いが生じる可能性があることにも注意しなければいけません。
iPhoneのバッテリーのメーカーと非正規店の交換費用の差は、表1の通りです。
表1
機種 | iPhone | 非正規(A社の場合) | |
---|---|---|---|
メーカー保証あり | メーカー保証なし | ||
iPhone15 | 無料 | 1万5800円 | 8980円~ |
iPhone12 | 無料 | 1万4500円 | 4980円~ |
iPhone7 | 無料 | 1万1200円 | 1280円~ |
※参考サイトを基に筆者作成
iPhoneのメーカー保証が適用となる下記のケースでは、無料でバッテリーを交換できるとされています。
●購入から1年たっていない場合
●「AppleCare+」に加入し、蓄電容量が80%未満になった場合
メーカー保証が適用されなかった場合の交換費用は、機種に応じて1万〜2万円程度となっているようです。一方、非正規店でバッテリーを交換すると、機種に応じて2000〜1万円程度のようですが、店により変動する可能性があります。
続いて、Androidのバッテリーのメーカーと非正規店の交換費用の差を、表2にまとめました。
表2
機種 | Android | 非正規(A社の場合) | |
---|---|---|---|
メーカー保証あり | 保証なし | ||
Galaxy Note20 Ultra | 上限3300円 | 1万1770円 | 9600円~ |
Xperia 10 III | 上限3300円 | 1万1110円 | 1万800円~ |
AQUOS sense4 | 上限3300円 | 9240円 | 1万1800円~ |
※参考サイトを基に筆者作成
Androidではバッテリーを交換する際に、各キャリアの修理保証が適用されることが少なくないようです。メーカー保証に未加入の場合は、9000〜1万3000円程度でバッテリーを交換できる可能性があります。
スマートフォンのバッテリーを非正規店で交換するデメリット
スマートフォンのバッテリーを非正規店で交換すると費用をおさえられる可能性がありますが、下記のようなデメリットもあるようです。
●一度でも非正規店で修理するとメーカー保証の対象外になるおそれがある
●品質や価格をめぐってトラブルになる可能性がある
正規店では、純正のバッテリーを取り扱っていますが、非正規店では純正品に交換できないようです。そのため、一度でも非正規店で修理すると、メーカーやキャリアの保証が受けられなくなる可能性があります。
また、非正規店の中には品質が悪いバッテリーに交換するケースもあるようです。スマートフォンのバッテリーを非正規店で交換する際には、デメリットを踏まえて依頼する業者を見極めなければいけません。
スマートフォンのバッテリー交換は業者選びが重要
バッテリー交換を非正規店に依頼すれば、保証なしでメーカーに依頼した場合と比べて費用をおさえられる可能性があります。メーカーよりも安い価格でバッテリーを交換できるのは、非正規店のメリットといえます。
ただし、非正規店にバッテリー交換を依頼すると、メーカーやキャリアの保証を受けられなくなる可能性があるなどのデメリットが生じるおそれがあります。
修理費用をめぐってトラブルになったり、品質が悪いバッテリーと交換されたりすることもあるようなので、相見積もりなどを行い優良な業者を選びましょう。
出典
Apple iPhone バッテリーの交換
NTT docomo 修理代金の目安
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー