子どもが「ディズニーランドに行きたい」というので、チケット料金を確認!→昔の「2倍」くらいの値段になっているけど、開園当初からどれだけ変わったの?「1デーパスポート」の料金推移を確認
配信日: 2025.05.08
しかし、パークチケットの料金は少し前と比較して高くなっていて、2025年4月時点の1デーパスポートは大人が7900円~1万900円です。
本記事では、開園当初から現在までのパスポート料金について解説するので、気になる人は参考にしてください。

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東京ディズニーリゾートの1デーパスポート料金の推移
東京ディズニーリゾートは、東京ディズニーランドとして1983年4月15日に開園してから、これまで数多くの人々に利用されてきた国内で最大級のテーマパークです。1日パークを楽しめる1デーパスポートの料金は、開園当初と比べ2025年4月現在では2倍以上になっています。
運営元であるオリエンタルランドの資料を基に、各年の4月時点の1デーパスポート料金の開園当初から現在までの推移を、図表1にまとめました。
図表1
西暦 | 料金 |
---|---|
1984年 | 3900円 |
1989年 | 4200円 |
1994年 | 4800円 |
1999年 | 5200円 |
2004年 | 5500円 |
2009年 | 5800円 |
2014年 | 6200円 |
2019年 | 7400円 |
2024年 | 7900円 |
株式会社オリエンタルランド FACT BOOK を基に作成
東京ディズニーリゾートの1デーパスポート料金は段階的に引き上げられていますが、これは世間の物価上昇や電気代の高騰なども影響しています。開園当初と現在では、1デーパスポート料金が2倍以上になっているのは仕方ない部分も多いといえるでしょう。
しかし、移動費や宿泊費、飲食費なども含めて考えると、東京ディズニーリゾートに行って楽しむ費用については、以前に比べかなり高くなっています。
最近の1デーパスポートは入園日とパーク(東京ディズニーランドか東京ディズニーシーか)が指定されており、変動価格制が導入されています。現在の料金は、7900円から1万900円の間で、時期や曜日などによって変わります。土曜日・日曜日・祝日、繁忙期には高くなるケースが多いです。
入園時間指定券でお得に遊ぶこともできる
東京ディズニーリゾートには、入園時間指定券として、休日の15時から入園できるアーリーイブニングパスポート、平日の17時から入園できるウィークナイトパスポートも用意されています。
これらのパスポートは一日中遊べるわけではありませんが、目的のショーやイベントに合わせて行きたい場合などにはおすすめです。
仕事終わりにも遊びに行けるため、それぞれの事情に合わせて選択してください。
東京ディズニーリゾートのゲスト1人当たりの売上は右肩上がりで増えている
東京ディズニーリゾートの収益は、「アトラクション・ショー収入」「商品販売収入」「飲食販売収入」の3つです。
開園当初の1人当たり売上高は9429円でしたが、2024年3月期では1人当たり1万6644円になっています。
売上高の内訳をみると、開園当初はアトラクション・ショー収入3934円+商品販売収入3644円+飲食販売収入1851円=9429円、2024年3月期はアトラクション・ショー収入8229円+商品販売収入5157円+飲食販売収入3258円=1万6644円となっています。
売上が右肩上がりで増えているのは、アトラクション数や飲食施設数を増やすなど、ゲストが快適に過ごせるような工夫をしてきたことで入園者数が増えていることなどに加え、チケット料金が高くなっている影響も大きいのではないでしょうか。
まとめ
東京ディズニーリゾートの1デーパスポート料金は、開業時の2倍以上になっており、以前と比較して高くなっています。
パーク内の施設は充実しており、多くのゲストを楽しませるための工夫がこらされて魅力が増しているのは間違いありません。しかし、交通費や宿泊費なども含めて考えたときに、負担が増えているのも事実です。予算に合わせて、来園の時期や、チケットの値段の変動を確認して楽しんでください。
出典
東京ディズニーリゾート 【公式】パークチケット
株式会社オリエンタルランド FACT BOOK2024
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー