祖母の遺品から「約2万円分」の年賀はがきが見つかりました。換金や使い道はあるのでしょうか?

配信日: 2025.05.07

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祖母の遺品から「約2万円分」の年賀はがきが見つかりました。換金や使い道はあるのでしょうか?
祖母が亡くなり、遺品整理をしていたところ、未使用の年賀はがきが数百枚も見つかりました。毎年の年始に丁寧に出していた祖母の姿を思い出しつつも、「このはがき、どうしたらいいのだろう?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
 
今回は、未使用の年賀はがきの活用方法として「交換」「換金」「寄付」といった手段をご紹介します。思い出の品として残すだけでなく、誰かの役に立てる方法を見つけてみませんか?
FINANCIAL FIELD編集部

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未使用の年賀はがき、どうすればいい?

年賀はがきは年賀状として使用することを前提に販売されていますが、未使用のものでも処分方法や使い道は複数あります。ただし、年賀状は印刷物であり、郵便局ではそのまま現金に換えることはできません。
 
とはいえ、いくつかの活用方法を知っておけば、大切なはがきを無駄にせずに済みます。具体的には以下のような方法があります。

●郵便局での交換(通常はがきや切手など)
●金券ショップでの換金
●福祉団体などへの寄付

祖母が丁寧に保管していた年賀はがきを、何らかの形で社会に役立てられれば、気持ちの整理にもつながるでしょう。
 

郵便局での交換方法と手数料について

未使用の年賀はがきは、全国の郵便局で別の郵便商品に交換することが可能です。交換できる代表的なアイテムには、以下のようなものがあります。

●普通切手
●通常はがきやその他の郵便はがき
●郵便書簡
●特定封筒(レターパック封筒およびスマートレター封筒)

ただし、交換には1~99枚までは1枚あたり6円、100枚以上の場合は1枚あたり13円の手数料がかかります。郵便局の窓口で「未使用の年賀はがきを他の郵便物に交換したい」と伝えれば、用紙に記入して手続き可能です。
 
約2万円分の年賀はがきは1枚63円(2024年用)で計算すると、約320枚となるので交換すると、4160円かかります。
 
一方、近親者の不幸などにより年賀状が使用できなくなった場合(喪中など)は、特例として無料で交換できるケースもあります。たとえば、2025年用の年賀はがきを2024年中に購入し、年明けを迎える前に家族が亡くなった場合などが該当します。販売期間中であれば、無料で通常はがき等に交換してもらえるので、窓口で事情を説明しましょう。
 

金券ショップでの換金や寄付の選択肢

「はがきはもう使わない」「手数料を払ってまで交換するのはちょっと……」という方には、金券ショップでの換金も選択肢の一つです。未使用の年賀はがきは、未開封や大量の場合は額面の60~65%前後、バラの場合だと額面の50%前後で買い取ってもらえることがあります。
 
注意点として、買取金額は以下の条件で変動します。

●はがきの状態(折れや汚れがあると減額対象)
●買取時期(年末年始がピーク)
●年度(古い年のものは買取不可の場合も)

複数の店舗で比較してから持ち込むのがポイントです。
 
また、最近では未使用はがきの「寄付」にも注目が集まっています。ユニセフ、日本盲導犬協会、シャプラニールなどでは、書き損じや未使用はがきを集め、切手に交換して活動資金に充てています。
 

年賀はがきの賢い活用法

未使用の年賀はがきは、郵便局で通常はがきや切手に交換できるほか、金券ショップでの換金や福祉団体への寄付といった活用方法があります。
 
これらを活用すれば、不要になったはがきを無駄にせず、実用的または社会的に有意義な形で役立てることが可能です。祖母の遺品整理で見つかった年賀はがきを無駄にせず、これらの方法を活用してみてはいかがでしょうか。
 

出典

日本郵便株式会社 書き損じはがき・切手の交換
日本郵便株式会社 手数料
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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