上京時から愛用の「クロスバイク」が購入10年目に! まだ乗れるけど、買い替えるべき?「10万円」で買って元はとれたの? 1日当たりの金額を試算
配信日: 2025.05.06

本記事では、クロスバイクの寿命やどのくらい乗れば元がとれるのか、自転車を長持ちさせるポイントなどを解説します。
クロスバイクの寿命
クロスバイクを日常的に利用していると、そのうちあちこちに不具合が出てくることがあります。修理すべき場合と買い替えたほうがよい場合は何が違うのでしょうか。
修理で済むケース
クロスバイクのパーツが壊れた場合は、基本的に修理で済みます。そもそもクロスバイクは、フレーム以外のパーツを交換してグレードアップできることが楽しみの1つです。そのため、パーツに不具合が出た場合は、新しいパーツに交換すれば直せます。
筆者は普段マウンテンバイクに乗っており、20年以上の付き合いです。マウンテンバイクもクロスバイクと同様にパーツが交換できるため、今までにさまざまなパーツを交換しています。購入時に取り付けられていたパーツで、今も残っているものは多くありません。
買い替えを検討したほうがよいケース
買い替えを検討したほうがよいのは、フレームに不具合が出た場合です。特に事故などでフレームが変形したり、折れたり割れたりしたときは、買い替えを検討せざるを得ないでしょう。
筆者の自転車は20年以上乗っている間に、ブレーキや変速機などパーツはいくつも壊れましたが、フレームには大きな異常がないため今でも現役で快適に走っています。
自転車にどのくらい乗れば元がとれる?
自転車にはどのくらい乗れば元がとれたといえるのでしょうか。10万円でクロスバイクを購入して、1ヶ月に20日乗ると仮定した場合に、所有する年数ごとに1日あたりの金額がどのように変化するのか計算してみました。
●1年:417円
●2年:208円
●3年:139円
●4年:104円
●5年:83円
●6年:69円
●7年:60円
●8年:52円
●9年:46円
●10年:42円
10年使えば1日あたりの負担は42円です。この金額をどのように感じるのかは人それぞれですが、これだけ負担額が下がれば、元はとれたといってもよいのではないでしょうか。
ちなみに20年使うと21円、30年使うと1日あたりの負担額は14円です。もっとも、長期間使っているうちにパーツを交換することもあるため、負担額はこれよりも大きくなります。しかし、自転車を買い替える値段と比べると大幅に安いため、大きな影響はないでしょう。
自転車を長持ちさせるには
自転車をできるだけ長持ちさせるには、何が必要なのでしょうか。効果が大きいのは、日常的な手入れと保管場所に気をつけることです。
タイヤの空気圧チェックや、チェーンなど可動部への注油を行うだけでも自転車の快適性は格段に上がります。さびで真っ赤になったチェーンと比べるとペダルの重さは雲泥の差ですし、タイヤの空気圧を適切にしていれば、パンクも予防できます。メンテナンスの際に簡単に清掃してやれば、一層愛着も湧くでしょう。
また、可能であれば保管場所は雨や日光にさらされない屋内が最適です。特に雨はさびの原因になったり、せっかく注油したオイルが流れたりします。屋外で保管する場合はカバーなどをかけておくことをおすすめします。
まとめ
クロスバイクは基本的にパーツを交換できるため、フレームに異常がなければいつまでも乗り続けられます。10年くらい乗れば元はとれたといえますが、自分が買い替えたいと思わなければ、20年以上乗ることも十分可能です。ただし、快適に乗り続けるには日常的にメンテナンスをしたほうがよいでしょう。せっかくの相棒ですから、できるだけ長く付き合ってあげてはいかがでしょうか。
執筆者:山根厚介
2級ファイナンシャルプランニング技能士