世帯年収600万円で家族3人GWに沖縄に行くのは妥当？ビジネスホテルと民泊ならどちらがお得になる？

最近は、物価高により、旅行費も高騰しています。そのため、家族で旅行に行きたいけれど、費用が気になるという方も多いでしょう。
 
本記事では、世帯年収600万円の3人家族の場合、ゴールデンウィークに沖縄旅行をするときの必要な経費がいくらくらいになるか紹介します。また旅行費用を抑える方法も解説するので、家族旅行を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

旅行などの娯楽費は、収入の30％が理想

家計管理をする際に、支出の目安になる「50／30／20ルール」があります。これは、「生活必需品費」を50％、「娯楽費」を30％、「貯蓄」を20％の割合で支出するという、無理のない家計管理のルールです。
 
このルールに従うと、世帯年収600万円の場合、年間180万円を娯楽費として利用できることになります。
 
なお、国土交通省観光庁の「旅行・観光消費動向調査 2024年 年間値（確報）」によると、2024年の日本人国内旅行1人1回あたりの旅行支出（旅行単価）は、宿泊がある場合6万9362円でした。すなわち、家族3人の場合、宿泊する国内旅行で単純計算20万8086円が必要です。
 

家族3人でゴールデンウィークに沖縄旅行すると？

旅程や宿泊場所、現地での食事代・アクティビティ代などにより変動しますが、家族3人でゴールデンウィークに沖縄旅行をすると、目安として1回あたり15万円以上はかかる可能性があります。年に何回旅行に行くのか、旅行以外の娯楽費がいくらかによって、旅行に使える費用は変わります。
 
仮に旅行は年に1回のみ、その他の娯楽費も日常的に節約を心がけているなどの場合、前述の「50／30／20ルール」を基にすれば、世帯年収600万円の家庭であれば、家族3人でゴールデンウィークに沖縄旅行をすることは妥当といえそうです。
 

宿泊費を抑えるには、ビジネスホテル？ 民泊？

宿泊費を抑えるには、ビジネスホテルと民泊は、どちらがお得なのでしょう。一般的に、ホテルはサービスが充実しているため、その分の費用がかかります。一方、民泊は、利用可能人数の範囲内であれば、1泊あたりの料金が変わらないケースが多いです。
 
そのため、利用人数や宿泊数が多くなるほど、民泊は割安になります。しかし、民泊は中心地から離れたところにあることが多く、場所によってはアクセスに不便さを感じるかもしれません。観光プランに応じて、宿泊先を決めるのもよいでしょう。
 

お得に旅行する5つのコツ

宿泊費以外で、お得に旅行をするコツは他にもあります。今回は、以下の5つをご紹介します。
 

旅の目的を決めておく

まずは、旅の目的を明確にします。旅先でゆったり過ごすことが目的であれば、宿泊先や食事にお金をかけて、お土産やアクティビティの費用を抑えましょう。
 
観光やアクティビティを楽しみたい場合には、宿泊先や食事の費用を抑えることを検討してください。このように、旅の目的が明確になると、節約できる部分が分かります。
 

比較サイトを使って、格安で予約する

ホテルや航空チケットの比較サイトを利用して、安い宿泊先や移動方法を探しましょう。比較サイトを活用すると、格安で予約できる宿泊先や航空券を簡単に見つけられます。
 

早割を活用する

早期割引を活用して、宿泊費や移動費を安く抑えることも有効な手段です。多くの宿泊施設や公共交通機関では、早期予約に対し、通常よりも安い価格でホテルや航空券を提供しています。
 

お土産の配り先を決める

旅行すると、職場や家族・友人へのお土産を購入したくなる方もいるでしょう。お土産を購入するときは、配り先を事前に決めると、ムダな出費を抑えられます。なぜなら、配り先を決めていないと、お土産が不足することを心配し、多めに購入してしまう可能性があるからです。
 
しかし、配り先が明確になっていれば、不足することもありません。どこに、いくつ配るのかを確認してから、お土産を購入しましょう。
 

食事はB級グルメや地元スーパーを活用する

旅行の楽しみのひとつが「食事」でしょう。旅行先では、普段食べられない食材や地元グルメが豊富です。しかし、ホテル内のレストランや外食だけだと出費がかさみます。
 
外食するときは比較的安価な「B級グルメ」を食べたり、キッチン付きの宿泊先であれば地元スーパーで地元のものを購入して朝食だけ自炊したりすると出費を抑えられます。工夫すると、そこでしか食べられない食事も予算内で楽しめるでしょう。
 

状況にもよるが世帯年収600万円で家族3人ゴールデンウィーク沖縄旅行は妥当と考えられる｜工夫次第でお得に旅行ができる

ハイシーズンのゴールデンウィークでも、世帯年収600万円の家族3人であれば、沖縄旅行は妥当と考えられます。
 
しかし、年に何度も旅行に行きたい方や旅行以外に娯楽費の出費がある方は、お得に旅行をする工夫が必要になります。今回紹介した民泊の利用や、早割・比較サイトなどを活用して、お得に旅行をしましょう。
 

出典

国土交通省観光庁 旅行・観光消費動向調査 2024年 年間値（確報） 【図表4】 日本人国内旅行1人1回当たり旅行支出(旅行単価)（確報）（2ページ）
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー