買って4年近く経つ「iPhone 13」、さすがに「バッテリーの持ち」が悪くなってきました。「バッテリー交換」と「機種変更」どちらがお得でしょうか?

配信日: 2025.05.03

この記事は約 3 分で読めます。
買って4年近く経つ「iPhone 13」、さすがに「バッテリーの持ち」が悪くなってきました。「バッテリー交換」と「機種変更」どちらがお得でしょうか?
内閣府経済社会総合研究所景気統計部の「消費動向調査 令和7年3月実施調査結果」によれば、二人以上の世帯における携帯電話の普及率は令和7(2025)年3月末で95.1%、スマートフォンは92.2%に達しています。
 
しかし、iPhoneなどのスマートフォンは使い続けているとバッテリーの持ちが悪くなるなど劣化が避けられません。その際、バッテリー交換または買い替えが考えられますが、どうするのがお得なのでしょうか。
 
当記事では、携帯電話の平均使用年数とスマホ買い替えで多い理由、「携帯電話機」の家計支出の推移とあわせて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

スマホや携帯電話の平均使用年数は「4.3年」

内閣府経済社会総合研究所景気統計部「消費動向調査 令和7年3月実施調査結果」によると、二人以上の世帯における携帯電話の平均使用年数は4.3年となっています。また、同じ調査で、買い替え理由のトップとなっているのは「故障」です。
 

民間の調査ではスマホ買い替えの理由は「電池の減りの早さ」がトップ

LINEヤフー株式会社が実施した「スマートフォンに関するWeb調査」によれば、スマホユーザーの買い替え理由は、「電池(バッテリー)の減りが早くなった」が全体で約6割を占め、年代ごとでも買い替えの理由トップ5の1位に挙がり、それに次ぐ2位として「動作が重くなった」で機能低下が挙げられています。
 
また、50代・60代の買い替え理由では3位に「スマホが熱くなるようになった」も挙げられており、電池(バッテリー)の劣化に対する不満の比率が高いことが分かります(出典:LINEリサーチ)。
 

「携帯電話機」の家計支出は年々増加! 「バッテリー交換」の方がお得なケースも

総務省統計局「家計調査(家計収支編) 二人以上の世帯」によると「携帯電話機」の家計支出は年々増加しており、5年で2倍ほどに伸びています。2020年から2024年までの年ごとの金額を表1にまとめました。
 
表1

2020年
(令和2年)
2021年
(令和3年)
2022年
(令和4年)
2023年
(令和5年)
2024年
(令和6年)
「携帯電話機」の支出額 4246円 5721円 5894円 7727円 8037円

出典:総務省統計局「家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯)」を基に筆者作成
 
iPhoneの機種や容量にもよりますが、10万円程度から、最新のものだと20万円以上するものもあるようです。また、2025年4月時点のiPhone最新機種はiPhone 16シリーズですが、iPhone 16 Pro Maxが18万9800円(税込み)から、iPhone 16が12万4800円(税込み)から、iPhone 16eが9万9800円(税込み)からという価格帯となっています。
 
一方、Apple公式のバッテリー交換では、「iPhone 13」のバッテリー交換は1万4500円(2025年4月時点)という見積もりになっているため、最新のiPhoneに機種変更をするよりも、バッテリー交換の方が料金は抑えられるかもしれません。
 

まとめ

2025年時点で約4年前に発売されたiPhoneは2021年発売のiPhone 13です。Apple公式のバッテリー交換では、「iPhone 13」のバッテリー交換は1万4500円という見積もりとなっています(2025年4月時点)。
 
各携帯電話キャリアなどで提供されている下取りや機種変更キャンペーンを活用することで、お得に機種変更できる場合もありますが、現在iPhone 13を使っていてバッテリーの劣化以外に特に不満がないのであれば、バッテリー交換の方が料金は抑えられるかもしれません。
 

出典

内閣府経済社会総合研究所景気統計部 消費動向調査 令和7年3月実施調査結果(6ページ、9ページ)
LINEヤフー株式会社 今のスマホ、どのくらい使っている?買い替え理由は「電池の減りが早くなった」「動作が重くなった」がTOP2!(出典:LINEリサーチ)
総務省統計局 家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯) 1. 品目分類:支出金額・名目増減率・実質増減率(月・年) 年 全品目(2020年改定) 支出金額
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集