以前ご祝儀に「1万円」くれた友人が結婚! 式に招待されたけど、ご祝儀「3万円」払う必要はありますか? 私も金欠なので、1万円で大丈夫でしょうか?
配信日: 2025.04.29

例えば、数年前に自分の結婚式に出席した友人が「1万円」しか包んでいなかった場合、こちらも「3万円払うと損になる気がするし、金欠だから1万円でもいいかな?」と考えてしまうかもしれません。
しかし、ご祝儀にはある程度の相場があり、それを大きく外れるとマナー違反と受け取られることもあります。
本記事では、ご祝儀の一般的な相場を確認しつつ、「1万円でも良い場合」と「避けたほうがいい場合」、さらにはご祝儀以外の選択肢について解説します。

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友人に贈るご祝儀の相場は?
ご祝儀の相場は、相手との関係性によって同一ではありません。一般的には、相手が友人であれば3万円が相場とされています。
実際、料理や飲食代、お土産代などを考慮すると、結婚式で出席者1人あたりに必要な費用は3万円近くすることも珍しくありません。そのため、多くの人がこの金額を包むのが一般的です。
しかし、必ずしも3万円でなければならないわけではなく、結婚式の形式などによっても適切な金額が変わることがあります。
ご祝儀1万円がアリな場合
「1万円は失礼では?」と思うかもしれませんが、ご祝儀が1万円でも問題がない場合もあります。例えば、会費制の結婚式で会費が1万円と設定されている場合、1万円の会費を支払えばOKです。
また、新郎新婦から具体的に「ご祝儀は負担にならないよう、1万円で良い」などと言われている場合、従っても問題はないでしょう。
ほかにも、結婚式の披露宴には参加せず、二次会からの参加であれば、ご祝儀が1万円でも失礼には当たらないことも考えられます。
ご祝儀1万円がナシな場合
ここまで紹介したケースでは、ご祝儀が1万円でも大丈夫なこともあります。しかし、反対に1万円では少なすぎると思われるケースもあります。
まず、しっかりとした披露宴に参加する場合、料理やお土産代の費用を考えると、ご祝儀が1万円だと新郎新婦に負担をかけてしまいます。また、ほかの友人が3万円を包んでいる中、自分だけ1万円となると後々気まずくなることもあるかもしれません。
これらのケースの場合、ご祝儀は1万円ではなく、相場の3万円を包んだほうが無難だと言えるでしょう。
「損したくない」と考えるのはおかしい?
「自分のときは1万円だったし、金欠だから自分も1万円にしよう」と考えるのは、自然な流れかもしれません。しかし、ご祝儀はあくまで「お祝い」の気持ちを示すものです。
損得で考えると、結婚式の本来の意味を見失ってしまうかもしれません。過去の金額にこだわらず、今の関係を重視することも大切と言えるでしょう。
ご祝儀以外の選択肢もある
お祝いしたい気持ちはあるものの、「どうしても今はお金に余裕がなくて3万円は厳しい」という場合もあるでしょう。
そのような場合、ご祝儀は抑えめにしておき、後日別途お祝いの食事会を開いたり、ほかの友人たちと一緒にプレゼントを贈ったりすることで、個々の負担を減らしつつもお祝いの気持ちを示すことも可能です。
まとめ
結婚式のご祝儀において大切なのは、「今の関係性」と「自分の気持ち」です。過去にもらった金額が1万円だったからといって、必ずしも同じ額にする必要はありません。
3万円が厳しいなら、プレゼントなどほかの方法を検討するのも良いでしょう。新郎新婦が喜ぶ形を考えながら、無理のない範囲でお祝いしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー