【値上げ】4月から「成田空港」の駐車場料金が、24時間「530円→1000円」に値上げ!? 6日目以降は要注意！ ほか空港の駐車場料金も値上げされてる？「割引制度」もあわせて確認

飛行機利用のため空港に行くときに、自家用車で空港駐車場を利用する人も多いと思います。
 
成田空港は、空港駐車場の混雑を減らすために、2025年4月から駐車場料金を値上げすることを発表しました。本記事では値上げ内容や、ほかの空港も値上げされるのかを紹介します。

成田空港の駐車料金はいくらになった？

成田空港の駐車場料金で2025年4月1日から値上げされたのは、P1・P2・P3・P5・貨物駐車場です。3月31日までの駐車場料金と比較してみましょう。
 
＜2025年3月31日まで＞

（1）P1・P2・貨物駐車場での普通自動車の駐車場料金
・入庫から5日目まで：最初の5分まで無料、30分ごとに260円、1日あたり最大料金2100円
・入庫6日目以降：5日目までの料金に加えて24時間ごとに530円加算
 
（2）P3・P5駐車場での普通自動車の駐車料金
・入庫から5日目まで：最初の5分まで無料、30分ごとに210円、1日あたり最大料1570円
・入庫6日目以降：5日目までの料金に加えて24時間ごとに530円加算
 
＜2025年4月1日から＞

（1）P1・P2・貨物駐車場での普通自動車の駐車場料金
・入庫から5日目まで：最初の30分まで無料、30分ごとに260円、1日あたり最大料金2100円
・入庫6日目以降：5日目までの料金に加えて24時間ごとに1000円加算
 
（2）P3・P5駐車場での普通自動車の駐車料金
・入庫から5日目まで：最初の30分まで無料、30分ごとに210円、1日あたり最大料1570円
・入庫6日目以降：5日目までの料金に加えて24時間ごとに1000円加算
 
比べてみると、入庫してから無料で駐車できる時間が30分に延びて、6日目以降の料金が24時間1000円と大きく値上がりしています。
 

ほかの空港駐車場料金も値上げしているの？

コロナ禍が落ち着き、飛行機の利用者が増えてきたことに伴い、ほかの空港も駐車場料金の値上げや繁忙期料金を導入しています。
 
2024年から駐車場料金の改定を導入したのは、仙台空港、神戸空港、福岡空港などで、2025年から駐車場料金を改定したのは那覇空港、繁忙期（多客期）料金を導入するのは中部国際空港セントレアなどです。
 
そして羽田空港も、国土交通省が駐車場料金の見直しを求めたため、駐車場料金を改定する可能性が出てきました。
 

空港の駐車場料金に割引制度はあるの？

空港駐車場料金の割引料金としては、主にからだが不自由な人向けの「障がい者割引」が設定されています。空港駐車場の料金精算の前に、障がい者手帳などを提示すると割引を受けられます。
 
成田空港は、国際線などで早朝・深夜に駐車場を利用する人向けに割引料金が設定されています。対象となるのは、次の条件を全て満たすケースです。

（1）P1・P2・P3・P5いずれかの駐車場を利用している
（2）深夜0時から早朝8時までの入庫、または深夜22時から2時の出庫
（3）24時間以上駐車した

成田空港駐車場の利用時間が24時間以上48時間以内では料金が半額になり、48時間を超えた利用では1日分の料金が割引されます（年末年始や連休などの繁忙期は、割引対象外）。
 

まとめ

空港駐車場の混雑を減らすために、2025年4月から成田空港が駐車場料金を値上げすることを発表しました。空港駐車場での混雑がひどくなると、フライト予定時間に搭乗が間に合わなくなる事態が生じるなどで大変です。
 
昼間など空港利用者が多い時間帯に飛行機に乗る予定がある時は、なるべく電車など公共交通機関を使ったり、駐車場が混雑する時間帯を避けて早めに空港へ向かったりするなどして、余裕を持って行動することが望ましいでしょう。
 

出典

成田国際空港 成田国際空港駐車場料金の変更について
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー