通勤時間帯の「グリーン車」が激混みで座れない…!ただの「高額立ち乗りスペース」にならずに座るためにはどうしたらいい?普通列車のグリーン券の買い方も解説

配信日: 2025.04.25

この記事は約 4 分で読めます。
通勤時間帯のグリーン車が激混みで座れなかったという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。グリーン車の料金は決して安くはありませんが、満員電車と同様の状況では納得できないこともあるかもしれません。
 
本記事では、普通列車のグリーン車における料金体系やグリーン券の買い方とともに、通勤時間帯のグリーン車で座るためのポイントを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

普通列車のグリーン車について

東日本旅客鉄道株式会社によると、普通列車のグリーン車は、東海道線や横須賀線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、上野東京ライン、常磐線、総武線快速、中央線快速、青梅線などの普通(快速)列車に連結されています。乗車には、通常の乗車券や定期券に加えて、別途グリーン券の購入が必要です。
 
グリーン料金は、移動する距離(営業キロ)と購入方法によって異なり、年間を通じて同一料金が適用されます。料金体系は以下の通りです(おとな・こども同額)。

【グリーン料金】

●営業キロ50キロメートルまで:Suicaグリーン料金750円/通常料金1010円
●営業キロ100キロメートルまで:Suicaグリーン料金1000円/通常料金1260円
●営業キロ101キロメートル以上:Suicaグリーン料金1550円/通常料金1810円

 

普通列車のグリーン車は全席自由席

普通列車や快速列車に連結されているグリーン車は全席自由席となっており、事前の座席指定はできません。そのため、グリーン券を購入しても、混雑状況によっては座れない場合があります。
 

普通列車のグリーン車に満席で座れない場合

普通列車のグリーン車が満席で座れず、普通車へ移動する場合は、車内改札前に乗務員(グリーンアテンダント)へ申し出る必要があります。利用しなかったことが確認されると、払い戻しの案内を受けられます。
 
なお、グリーン車の通路やデッキなどで立っている場合にも、グリーン料金が必要となることに注意が必要です。
 

普通列車のグリーン券の買い方

グリーン券は、紙の切符で購入する以外にも、カードタイプのSuicaやモバイルSuicaなどにグリーン券情報を記録して購入することができます。
 

カードタイプのSuicaを利用する場合

カードタイプのSuicaを利用する場合、交通系ICカード全国相互利用サービスのシンボルマークがある券売機で購入できます。購入手順は簡単で、券売機にSuicaを挿入してグリーン車降車駅を選択し、チャージ残高からグリーン券の料金を支払うのみで完了します。
 
手続き完了後にはグリーン券の情報がSuicaに記録されるため、そのまま乗車可能です。なお、グリーン券をSuicaで購入した場合、紙の切符は発行されません。また、1枚のSuicaにつき購入できるSuicaグリーン券は1枚のみとなります。
 

モバイルSuicaの場合

モバイルSuicaを使えば、スマホでSuicaグリーン券を購入できます。購入する際は、モバイルSuicaアプリの「定期・グリーン・チケット購入」から「Suicaグリーン券」を選択してください。注意事項を確認し、「新規購入」の画面で乗車駅と降車駅を入力します。内容を確認後、「購入する」を選択すれば手続き完了です。
 
購入はスマホで完結するため、券売機が混雑していてもスムーズに購入できます。
 

普通列車のグリーン車で座るには

普通列車のグリーン車で座るためには、並ぶタイミングが鍵となります。少なくとも、電車が到着する10分前にはホームに到着し、待機するのが理想的です。また、グリーン車の乗車位置にはできるだけ早く並ぶことがポイントです。
 
グリーン車の乗車位置がある場所を事前に把握し、列の先頭を確保できるよう意識しましょう。特に、朝の通勤ラッシュ時は混雑が激しく、先頭に並んでいても座れない可能性があります。少しでも座れる確率を上げるには、できるだけ早めの行動が大切です。
 

通勤時間帯の普通列車グリーン車で座るには並ぶタイミングが重要

普通列車のグリーン車は全席自由席で、早く並んだ方から座れる仕組みです。少なくとも、電車が到着する10分前にはホームに到着し、並ぶことがポイントです。
 
ホームではグリーン車の乗車位置がある場所を事前に把握し、できるだけ早く並びましょう。また、グリーン車のデッキや通路などで立っている場合でもグリーン料金が必要になることに注意してください。しっかり事前に準備して、「高額立ち乗り」を回避しましょう。
 

出典

東日本旅客鉄道株式会社
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集