メルカリで「月3万円」ほど稼いでいます。他の販売者の売り上げ平均はどれくらいなのでしょうか?
配信日: 2025.04.24
月に数万円の売り上げを出せるようになると、ほかの販売者がどのくらい稼いでいるのか気になってくるかもしれません。
本記事では、メルカリ利用者の売上平均額を紹介するとともに、メルカリで稼いだ場合の確定申告の必要性などについても詳しくご紹介します。

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メルカリの売上平均額
株式会社GVが運営する情報メディア「まねーぶ」が2021年に実施したメルカリの利用に関するアンケート調査によると、全国20~60代のメルカリ利用者500人の1ヶ月の売上平均額とその割合は図表1のようになっています。
図表1
売上平均額(月額) | 割合 |
---|---|
1000円未満 | 40.1% |
1000~5000円未満 | 42.2% |
5000~1万円未満 | 10.9% |
1万~2万円未満 | 4.4% |
2万~3万円未満 | 2.1% |
3万円以上 | 0.3% |
株式会社GV 世界1億ダウンロード突破の「メルカリ」人気の理由に迫る を基に筆者作成
平均は2万2709円、中央値は1万円、最高額は30万円ということです。平均は数値の合計を数値の数で割ったもの、中央値は数値を小さい順から並べたときにちょうど真ん中にくるものです。平均は極端に大きな数値があると全体的に引き上げられてしまうため、中央値を参考にした方がよいかもしれません。
今回の事例では「メルカリで月3万円ほど稼いでいる」ということでした。そのため、中央値よりも2万円も多いことが分かります。表1からも、3万円以上稼いでいる人の割合は全体の0.3%程度であることが分かるため、上位層に入る利用者であるといえるでしょう。
メルカリで取引されることが多いものは?
メルカリではどのようなものが多く取引されているのか、同調査で確認してみましょう。
「販売しているもの」「購入しているもの」ともに1位は「衣類」で、2位は「本・音楽・ゲーム」3位は「雑貨・インテリア・日用品」となっています。4位以下についても「美容用品」や「おもちゃ」「アクセサリー」など、販売と購入で大きな差がないものも多いようです。
ただし、販売で4位の「靴」が購入では9位というように、売りたいものと買いたいものに差がある場合もあるでしょう。メルカリで稼ぎたいと考えているのであれば、取引されやすいものをよくチェックしておくことをおすすめします。
メルカリで稼いだお金は確定申告が必要?
メルカリでお金を稼いだ場合、確定申告が必要・不要かについては、販売した商品やその金額などによって異なります。
国税庁によると、資産の譲渡による所得のうち、生活に通常必要な動産の譲渡による所得には所得税が課税されません。つまり、洋服や生活用品などの不用品を販売した場合は、確定申告は不要です。
ただし、販売した商品が不用品であっても、貴金属や宝石・書画・骨とうなどで、1点につき30万円以上の高額商品である場合は課税対象となるため、確定申告が必要であると考えられます。
ただし、たとえ生活用品であっても、継続的に販売して利益を得ている場合は、営利目的と見なされ、課税対象となる可能性があるため注意が必要です。
メルカリの1ヶ月の売上平均額は2万2709円、中央値は1万円
メルカリである程度の金額を稼げるようになると、ほかの人たちがどのくらい稼いでいるのか気になってくる場合もあるでしょう。
調査の結果によると、メルカリの1ヶ月あたりの売上平均額は2万2709円で、中央値は1万円ということです。今回の事例では「月3万円」であり、中央値より2万円も多く稼いでいることになるでしょう。
一方、メルカリでお金を稼いだ場合は確定申告が必要になるのかどうかも確認が必要です。基本的に、洋服や生活用品などの不用品を販売した場合は確定申告は不要となりますが、1点につき30万円以上のものを販売した場合は確定申告をしなければならないので注意しましょう。
出典
株式会社GV世界1億ダウンロード突破の「メルカリ」人気の理由に迫る
国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問) No.3105 譲渡所得の対象となる資産と課税方法
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー