来年成人を迎える姪、「成人祝い」は「18歳」と「20歳」のどちらで贈るべきでしょうか?いくらくらい包むべきかも気になります。
配信日: 2025.04.24

本記事では、成人祝いを贈るべき時期や喜ばれる贈り物、包む金額の相場を解説します。

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「成人祝い」にもらってうれしいお祝いは「お金」
日本郵便株式会社が「郵便局のネットショップ」で発表している「成人祝い『もらってうれしい』ランキング」によると、結果は表1のようになりました。
表1
男性 | 女性 | ||
---|---|---|---|
現金 | 57.5% | 現金 | 73.5% |
財布・腕時計 | 31% | 財布・腕時計 | 17% |
スーツなどの社会人としてのファッションアイテム | 20.5% | スーツなどの社会人としてのファッションアイテム | 7.5% |
名刺入れなどの ビジネスグッズ |
8.5% | 商品券・ギフトカード | 6.5% |
商品券・ギフトカード | 7% | プライベート用の ファッションアイテム |
6% |
出典:日本郵便株式会社 郵便局のネットショップ「成人祝い『もらってうれしい』ランキング」を基に筆者作成
表1を見ると、男女ともに「現金」が圧倒的1位という結果になりました。続いて、財布や腕時計、スーツなど社会で活躍するアイテムが人気となっています。
現金を贈る際は、お札を新札で用意して、金額は奇数になるよう心がけましょう。ご祝儀袋は何度あってもうれしいお祝い事に使用する「紅白蝶結びの水引」のものを選びます。また、水引は奇数で5本のものを使用するのが一般的です。
姪に贈る成人祝いは「1万円~3万円程度」が相場
「成人祝い」の金額は、新成人との関係性によって変わるようです。一般的に成人祝いは以下が相場のようです。
・親から子どもへ贈る場合:1万円~5万円
・祖父母から孫へ贈る場合:1万円~10万円
・おじ・おばから甥・姪へ贈る場合:1万円~3万円
・友人の子どもへ贈る場合:5000円~1万円
上記から、成人祝いを姪へ贈る場合は「1万円~3万円程度」が相場と考えられます。成人祝いは三親等以内の身内から受け取ることが多いようですが、親しい間柄であれば友人のお子さんへ渡すこともマナー違反ではありません。
しかし、受け取った相手が気後れしないよう、あまりに高額なお祝いを渡すのは控えた方がよいでしょう。
「成人祝い」は成人式に合わせて渡すのがベター
「成人祝い」をいつ渡すかは、特に決まりはありませんが、成人式のタイミングでお祝いするとよいとされています。
成人式は人生の節目であり、かつ人生に一度のお祝い事であるためです。成人式が20歳の場合「成人式の際もお祝いしたいけれど、成人(18歳)の誕生日もお祝いしてあげたい」という方もいるかもしれません。その際は、それぞれのお祝いを分けて考えるとよいでしょう。
また、法務省が実施した「令和4年1月 成年年齢引下げ後の成人式の実施に関するフォローアップ調査結果」によると、成人年齢が18歳となっても、2022年4月以降に実施する「成人式の対象年齢」は20歳の自治体が最多でした。
成人年齢は変わりましたが、「成人式」を実施するタイミングに合わせて「成人祝い」を渡してあげるのがよいかもしれません。
まとめ
成人とは人生に一度のお祝い事であり、人生の節目でもあります。成人年齢が「20歳」から「18歳」に引き下げられましたが、「成人式」は20歳で行う自治体が多い傾向にあります。
「成人祝い」をいつ渡すべきか悩む方もいるかもしれませんが、「成人式」に合わせて贈るのがベターといえるでしょう。また、金額は成人を迎える方との関係性によって相場が異なります。姪に贈る場合は「1万円~3万円程度」と考えるとよいでしょう。
出典
日本郵便株式会社 郵便局のネットショップ 成人祝い「もらってうれしい」ランキング
法務省 成年年齢引下げを見据えた環境整備に関する関係府省庁連絡会議「成人式の時期や在り方等に関する分科会」について 令和4年1月 成年年齢引下げ後の成人式の実施に関するフォローアップ調査結果(2ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー