スーパーで買った「リンゴ」が傷んでいた…レシートを捨ててしまったのですが、返金は難しいのでしょうか?
配信日: 2025.04.23

このような場合、レシートを持っていれば返品が期待できますが、今回のケースのようにレシートがない場合、あきらめるしかないようにも思えます。
本記事では、レシートがない商品の返品・返金が可能かについて解説します。

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レシートがないと返金は難しい可能性がある
果物やその他の商品を購入した後、返品・返金しようと思っても、レシートがないと応じてもらえない可能性があります。
その理由は、本当に当該店舗で購入された物品であることを店側が確認できないことが多いからです。仮にリンゴをそのまま店へ持っていって「傷んでいるので返金してください」と言っても、リンゴが本当にその店で販売されたものか確認する方法はないと考えられます。
そのためレシートやその他購入証明ができるもの(会員カードや会員アプリ、キャッシュレス決済の履歴など)がないと、返金対応は受け付けてもらえないと考える方が自然でしょう。
大手スーパーのホームページを確認すると、「レシートを提示すること」が返金対応の条件として挙げられているケースが見られます。
レシートがあっても返金対応が異なる場合がある
注意点として、レシートがあるからといって必ずしも返金対応がされるとは限りません。店舗やその他の状況によって対応が変わる可能性があります。
返品・交換できない商品に指定されているケースがある
中には、レシートを提示することによって生鮮食品の返金を保証すると明言しているスーパーもあります。食品が破損していたり不良があったりする以外にも、「鮮度に満足できない」「味に満足できない」といった理由で返品しても返金を受けられることもあります。
一方「果物を含む生鮮食品の返品・交換はできない」としているスーパーもあります。そのようなスーパーでは、明らかに不良品である場合は別として、単に「満足できない」という理由では返金してもらえない可能性が高いといえるでしょう。
時間が経ち過ぎている場合は難しい
生鮮食品の場合、時間が経てば経つほど鮮度が悪くなって傷んでしまうでしょう。仮にレシートがあったとしても、購入から何日も経過してからクレームを入れた場合は、返金対応が難しくなる可能性があります。
店によって返品対応期間は異なり、ホームページなどに掲載している場合もあるため、返品を求める前に確認するとよいでしょう。購入から1~2日以内と定めているケースが多いようです。
レシートが発行されない場合は要求できる
レシートを発行しない、あるいは発行しても顧客に渡さないケースもあります。この場合、後で商品不良に気づいても返金対応を求められないおそれがあります。
後ほど返品・返金を要望する可能性がある場合は、お金を支払うときにレシートの発行を求めるようおすすめします。
レシートがないと原則返金は難しいと考えられる
商品を購入するときにはレシートを保管しておきましょう。レシートがないと返品・返金に応じてもらえない可能性があります。レシートを渡されないときは、発行を求めることをおすすめします。
レシートがなくても、会員カードや会員アプリ、キャッシュレス決済の履歴などがあれば返金してもらえるかもしれません。できるだけ早いタイミングで問い合わせるように注意しましょう。
いずれにしても、生鮮食品など傷みやすいものを購入するときは、会計前に状態をよく確かめておくと、未然にトラブルを防ぎやすくなります。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー