車検の見積もりが「15万円」、使える現金は「10万円」しかないです。現金払いとクレジットカード払いは併用できますか?
配信日: 2025.04.22
そこで気になることが車検にかかる費用です。車検は予想以上に費用がかかることもあるため、あらかじめ資金を準備しておく必要があります。
本記事では、車検の見積もりが「15万円」であるにもかかわらず、手持ちの現金が「10万円」しかない場合に、現金払いとクレジット払いの併用ができるのかどうかについて解説します。車検の費用相場についてもご紹介しますので、これから車検をむかえる方はぜひ参考にしてください。

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車検の費用は現金とクレジットカード併用ができるのか?
現金とクレジットカードを併用できるかどうかは、業者によって異なります。車検を依頼する業者によっては、クレジットカード払いを受け付けていない場合もあるため、事前に確認しましょう。
法定費用がクレジットカード払いできない理由
車検の費用は、クレジットカードで支払える部分とそうでない部分があるため、どの部分が支払い可能かを理解することが大切です。
車検の費用は、おもに2つの項目に分かれます。
・法定費用:自賠責保険料、自動車重量税、検査手数料など
・整備工場に支払うもの:点検・整備料金など
点検・整備にかかる費用は、クレジットカードで支払えることもありますが、法定費用はキャッシュレス決済を受け付けていない場合もあります。次の章では、法定費用のクレジットカード払いが難しい理由について詳しく見ていきましょう。
クレジットカード払いの決済手数料が負担になる
クレジットカードで支払う場合は手数料が発生します。法定費用には一般的に業者の利益が含まれていないため、クレジットカードの支払いによって手数料がかかると、その分を業者が負担することになります。そのため、法定費用に関しては現金払いのみに対応している業者もあるようです。
立て替え費用が多額になる可能性がある
クレジットカードで支払った場合、業者が代金を受け取るまでに時間がかかることがあります。車検の際、業者はその場で法定費用を支払わなければならないこともあり、その場合は立て替え費用が発生します。
車検の台数が増えて立て替え費用がかさむと、業者の資金繰りに影響を与える可能性があるため、現金払いしか受け付けていない業者もあるのです。
車検の費用相場
車のカテゴリー別の車検費用目安は、図表1にまとめたとおりです。
図表1
費用相場 | |
---|---|
軽自動車 | 約6万円~9万円 |
普通自動車(5ナンバー) | 約8万円~14万円 |
普通自動車(3ナンバー) | 約8万円~16万円 |
輸入車 | 約10万円~18万円 |
※株式会社オートバックスセブン 車検費用の相場とは?法定費用・車検基本料金の内訳や低く抑える方法 車のカテゴリー別の車検費用相場をもとに筆者作成
車検にかかる費用は依頼する店舗や車種によって異なるため、詳細は各店舗へ直接確認しましょう。
現金払いとクレジットカード払いを併用できるかどうかは業者により異なる
車検の支払い方法として現金とクレジットカードを併用できるかどうかは、業者ごとに対応が異なります。車検費用の中でも、法定費用に関してはクレジットカード払いを受け付けていない業者もあるため注意が必要です。
法定費用の支払い方法については、手数料や立て替え費用の問題から、現金払いのみの業者もありますので、支払い方法について事前に確認しておくようにしましょう。現金払いとクレジットカード払いの併用を希望する場合は、車検を依頼する店舗や業者にあらかじめ確認しておくと安心です。
出典
国土交通省自動車局 車検時の費用の内訳ご存じですか? 車検費用の内訳
株式会社オートバックスセブン 車検費用の相場とは?法定費用・車検基本料金の内訳や低く抑える方法 車のカテゴリー別の車検費用相場
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー