【実録】アップルストアで店員さんに、iPhoneは「512GB」より「256GB+クラウド課金がお得」とすすめられた! 実際どれだけ差が出るの?「容量選びの最適解」を解説・検証

配信日: 2025.04.20

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【実録】アップルストアで店員さんに、iPhoneは「512GB」より「256GB+クラウド課金がお得」とすすめられた! 実際どれだけ差が出るの?「容量選びの最適解」を解説・検証
「そろそろiPhoneを買い替えようかな」と思ったとき、まず悩むのは機種、次に「容量(ストレージ)をどれにするか?」という問題ではないでしょうか。
 
筆者も同じ悩みに直面し、写真や動画をたくさん保存するために「512GBモデル」を購入するつもりでした。しかし、アップルストアのスタッフに「クラウドを使えば256ギガバイトでも十分」と言われ、意外な節約術を知ることとなったのです。
 
「本当にそれで大丈夫?」「クラウドがよく分からない」
 
そんな疑問を持った筆者が、実際にアップルストアで聞いた内容をもとに、「容量選びの最適解」を解説・検証します。
 
これからiPhoneを購入する人は、後悔しない選択ができるように、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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iPhoneの容量ごとの価格はどれぐらい?

まず、iPhoneの容量による価格差(2025年3月11日時点)を確認してみましょう。ここでは、iPhone16を例に解説します。
 
iPhone16の容量には、128ギガバイト・256ギガバイト・512ギガバイトの3種類があり、それぞれの税込み価格は以下のとおりです(※価格はApple公式ストアの販売価格を参考にしています)。

●128ギガバイト 12万4800円
●256ギガバイト 13万9800円
●512ギガバイト 16万9800円

128ギガバイトと512ギガバイトでは4万5000円の価格差があることが分かります。
 
筆者は買い替えの時点ですでに128ギガバイトのストレージがほぼ埋まっていたため、512ギガバイトモデルを選ぼうとしていました。
 
しかし、ここでAppleストアのスタッフから「クラウド利用」を提案されたわけです。ストレージ容量を増やすために大容量モデルを選ぶのではなく、クラウドサービスを活用することで、より少ない本体容量でも快適に利用できるとのことでした。
 

アイクラウドプラス(iCloud+)とは?

アイクラウドでは、無料で5ギガバイト分の容量が利用できますが、アイクラウドプラスにアップグレードすることで、容量を増やすことができます。iPhoneやiPad、MacなどのApple製のデバイスで撮影した写真や動画、ファイル、バックアップデータを安全に保存・管理できるほか、プライバシー保護機能などの追加サービスも利用できます。
 
利用プラン別の月額料金は以下のとおりです。

●50ギガバイト 150円
●200ギガバイト 450円
●2テラバイト 1500円
●6テラバイト 4500円
●12テラバイト 9000円

ただし、どんなデータもクラウドに保存できるわけではありません。自身がどのようなデータで容量を埋めているのか確認し、保存可能なデータが大部分を占める場合にアップグレードすると効果的です。
 
筆者の場合、写真データが約8割を占めていたため、アイクラウドプラスへの切り替えが最適と判断しました。
 

機種別の差額vsクラウド課金、どっちがお得?

iPhone16の256ギガバイトと512ギガバイトの価格差は4万5000円ですが、クラウドを活用すればこの差額を抑えられるのでしょうか? ここでは、アイクラウドの200ギガバイトと2テラバイトのプランを利用した場合で比較してみます。
 

・200ギガバイトプランの場合

200ギガバイトのクラウド容量を契約すると、1年間で5400円です。つまり約8年半の間はクラウドのほうがコストを抑えられます。ただし、512ギガバイトには256ギガバイト足りないことにご留意ください。
 

・2テラバイトプランの場合

本体の512ギガバイトと同等以上のデータをクラウドで確保するなら、2テラバイトプランが必要です。1年間で1万8000円、3年間で5万4000円と考えると、長期的には本体容量を増やすのと大きな差はなくなります。
 
ただし、これらのプランは最大5人の家族で共有できるため、複数人で利用する場合はさらにお得になるでしょう。また、クラウド契約は本体容量を増やせるわけではなく、あくまでデータをクラウドに移行する必要があります。
 

iPhoneの容量選びはこう決める!

iPhoneの容量選びで迷ったら、まず自分のiPhoneを何のデータが占めているのかを確認しましょう。写真や動画などクラウドに移行できるデータが多い場合は、クラウドの活用を検討するのがおすすめです。
 
また、クラウドにはバックアップデータも保存できるため、iPhoneの故障や紛失の際にも有効です。単にストレージを節約するだけでなく、データの安全性を確保できるのも大きなメリットといえるでしょう。
 
一方、クラウドに保存できないゲームのデータなどでストレージを使っている人は、大容量モデルを選ぶのも1つの手です。自分の使い方に合わせて、最適な選択をしましょう。
 

出典

Apple(日本) iPhoneのモデルを比較する
Apple(日本) iCloud+のプランと料金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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