「グリーン車」を利用している最中に特急が遅れた!→「2000円近く」かかったけれど「払い戻し」は可能? グリーン車の「料金」も合わせて解説

配信日: 2025.04.18

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「グリーン車」を利用している最中に特急が遅れた!→「2000円近く」かかったけれど「払い戻し」は可能? グリーン車の「料金」も合わせて解説
春の行楽シーズンを前に、旅行の計画を立てている方も少なくないでしょう。しかし、旅行にはトラブルもつきものです。事故や悪天候によって電車が遅延するケースもあるため、万が一の際の対処方法を理解しておくことで、スムーズに対応できる可能性があります。
 
そこで本記事では、普通列車や特急列車のグリーン車を利用中に列車が遅延してしまった場合、払い戻しが可能かどうかについて詳しく解説します。またグリーン料金の詳細も触れるので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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特急列車の遅延時の払い戻し

JR東日本によると、新幹線や特急列車が到着予定時刻より2時間以上遅延した場合、特急料金が全額払い戻しの対象となるようです。
 
ただし、グリーン車やグランクラスを利用している際に特急が遅延した場合、グリーン料金・グランクラス料金は払い戻しの対象にはならないとされています。
 

グリーン料金の払い戻しが適用されるケース

ここでは、どのようなケースでグリーン料金が払い戻しの対象となるのかを詳しく解説しましょう。
 

運転取りやめ

JR東海によると、利用していた特急列車の運転が途中駅で取りやめになり、一部区間でも利用できなかった場合は、その全額が払い戻しの対象となるようです。
 
払い戻しを受ける場合は、駅の窓口で手続きが必要とされています。運転が取りやめとなった当日はもちろん、運転の取りやめが発生した日の翌日から起算して1年以内に、全国のJRのきっぷうりばのある駅に乗車券を提示すれば払い戻しの手続きが行われるようです。
 
なお、運転取りやめが決まった当日の窓口は混雑する恐れがあるため、後日に手続きするのがおすすめとされています。
 

満席による普通車への移動

グリーン券を購入していたにもかかわらず、グリーン車が満席で普通車へ移動せざるを得なかった場合には、グリーン料金を払い戻せるようです。
 
この場合、グリーンアテンダントという乗務員から「不利用証明」を受け取り、払い戻し手続きを行ってください。
 
なお、グリーン車は通路やデッキに立っていてもグリーン券が必要となるため注意が必要です。
 

グリーン車の料金はいくらかかる?

グリーン車を利用する場合は、乗車券とは別にグリーン料金の支払いが必要です。グリーン車の料金は、乗車する距離によって異なるようです。ここでは、グリーン車の料金について詳しく解説します。
 

JR東日本の場合

JR東日本におけるグリーン車の料金は、表1の通りです。
 
表1

営業キロ Suicaグリーン料金 通常料金
50kmまで 750円 1010円
100kmまで 1000円 1260円
101km以上 1550円 1810円

※東日本旅客鉄道株式会社「普通列車グリーン車」を基に筆者作成
 
駅で紙のきっぷを購入する場合や、車内でグリーン券を購入する場合には、「通常料金」が適用されるようです。モバイルSuicaやカードタイプのSuicaを利用して事前購入をすれば、料金が割安になると覚えておきましょう。
 

特急列車遅延時のグリーン料金の取り扱い方法を理解しましょう

特急列車が2時間以上遅延した場合は、特急料金は払い戻しの対象ですが、グリーン料金やグランクラス料金などは払い戻しの対象外となるようです。
 
ただし、運転が取りやめになったり、満席によって普通車への移動が必要となったりした場合は、グリーン料金も払い戻しが適用されることがあります。自身のケースが払い戻しの対象となるのか判断できない場合は、駅係員に確認してください。
 
旅行中に特急列車を利用する際は、払い戻しについてのルールを理解し、適切に対処しましょう。
 

出典

東日本旅客鉄道株式会社 新幹線や特急列車の到着時刻が予定より遅れた時は、払いもどしがあるのですか。
東海旅客鉄道株式会社 グリーン車を利用していて特急が遅れた場合、払いもどしはありますか?
東日本旅客鉄道株式会社 普通列車グリーン車
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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