品川から舞浜に向かう途中、友人から「京葉線は有楽町で乗り換えた方が早いよ」と言われました。「有楽町乗り換え」など可能なのでしょうか?「運賃」はどうなりますか?
配信日: 2025.04.20

本記事では、有楽町駅からの京葉線乗り換えの方法や運賃について、詳しく解説します。

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「京葉線」は有楽町で乗り換えることも可能
京葉線のホームは東京駅の他路線のホームから離れた地下にあり、東京駅で他路線から京葉線に乗るには、ホームまで長い距離を歩くことになります。乗り換えの道中に動く歩道があることからも、その距離の長さがうかがえるでしょう。
京葉線が東京駅に乗り入れたのは1990年代のことで、当時、東京と成田空港を結ぶ予定であった「成田新幹線」の建設予定地を転用して作られたためにこのような事態が引き起こされたといわれています。東京駅の中心部から京葉線のホームまでは、歩いて10~15分ほどかかってしまいます。
そのため、品川駅から舞浜駅に向かう場合、山手線で東京駅の隣駅である有楽町駅の改札口から乗り換えたほうが、アクセスもよくすぐに乗り換えができるということで、公認の乗り換えルートなのです。
運賃は「東京駅」で乗り換えた場合と同額
山手線有楽町駅から京葉線東京駅に乗り換える場合、有楽町駅の京橋口の有人改札で京葉線に乗り換えることを駅員に伝え、専用の案内書をもらい、改札の外に出ます。
その案内書を持ち高架下商店街を進み東京駅の階段を下りると、京葉線の改札口に向かうことができます。この際、京葉線の改札で専用の案内書を駅員に渡します。案内書は切符ではないため、運賃は特にかからず、時間を節約できるというわけです。
品川駅から舞浜駅までの切符運賃は大人の場合は320円です。「有楽町駅」で降りても、「東京駅」で再度乗車するので、運賃は「東京駅」で乗り換えた場合と同額となります。
ただし「秋葉原・神田方面」から乗った場合は「有楽町乗り換え」は不可
ただし、この高架下を通る有楽町の乗り換えルートは、ホームが反対側にある秋葉原・神田方面から利用することはできません。例えば秋葉原駅から乗車した場合、舞浜駅まで行くのに上記で説明した「有楽町乗り換え」ができないため、有楽町駅を経由して舞浜駅まで行く際は正規運賃である380円がかかります。
なお、運賃が発生しない高架下を移動するルートは、東京駅から有楽町駅間の定期券を持っている人であれば、定期券の利用範囲内のためそのまま移動することができます。さらに、駅員から専用の案内書をもらう手間が省けるため、さらなる時間短縮になりそうです。
まとめ
東京駅から京葉線への移動を経験したことがある人は、「どうしてこんなに遠いの?」と思った経験があるのではないでしょうか。
京葉線が「成田新幹線」の建設予定地を転用して作られたためというのが大きな理由のようですが、これから遊びに出掛けるというのに駅の中を10分以上も歩き続けるのはなかなか大変です。今回ご紹介した方法を利用して、移動時間の短縮を図るのはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー