JRの駅構内にある施設を利用するために「入場券」を利用→「2時間」までしか利用できないそうですが「超過」した場合の料金はどうなるのでしょうか?
配信日: 2025.04.17

そこで今回は、JRの入場券と切符の違い、料金や使用にあたってのルールを解説します。

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入場券の利用時間は2時間までと決められている
JRの入場券の利用時間は上限が決まっており、発券後2時間以内とされています。もし駅構内でカフェなどに立ち寄り、制限時間を超えてしまった場合は追加料金が発生するとされており、具体的には、2時間ごとに入場券料金が加算されるシステムとなっているようです。
また、追加料金の支払いは有人の改札口で入場券を精算する必要があります。入場時より前から購入すると、退場する際に超過してしまう可能性があるため、入場直前に購入するとよいでしょう。
JRの入場券と切符の違い
JRで販売されている「入場券」とは、駅の構内に入るためのチケットです。そのため切符とは異なり、電車に乗ることはできないとされています。車両内に立ち入ることも禁止されているようなので、あやまって乗車してしまわないように注意しましょう。
入場券は切符売り場かみどりの窓口で購入可能とされているようです。初乗りの乗車券ではなく「入場券」と書かれたボタンを選択しましょう。
なお、近年ではIC入場サービスも開始され、一部のエリアではICカードによる入退場もできるようになったようですが、新幹線の改札内に入場することはできないようなので注意しましょう。
JR各社の入場券の料金
JR各社の入場券料金は、表1の通りです。
表1
発売エリア | 大人 | 子ども |
---|---|---|
東京の電車特定区内 | 150円 | 70円 |
大阪の電車特定区内 | 150円 | 70円 |
名古屋地区の鉄道駅 バリアフリー料金の収受する区間内 |
160円 | 80円 |
上記以外の本州3社内及び小倉駅・博多駅 | 150円 | 70円 |
JR四国内 | 190円 | 90円 |
JR九州内 | 200円 | 100円 |
JR北海道 | 210円 | 100円 |
※JR東海「入場券」を基に筆者作成
入場券料金は大人と子どもで料金が異なり、子ども料金は大人の約半額になっています。
なお、普通入場券は購入した駅で当日に限り有効とされているようです。また、一部の駅では入場券の定期券も販売されているようなので、頻繁に利用する人は利用を検討するのもよいでしょう。
入場券の利用時間が超過したら、2時間ごとに入場券料金が加算される
JRの入場券は、購入した駅で当日2時間まで利用できるとされています。2時間を超えたときは、2時間ごとに入場券料金が加算されるシステムです。
また、超過料金が発生するケースではそのまま自動改札による退場はできません。超過料金の支払いは有人の改札口に限られているため、支払い可能な改札口から退場しましょう。
ただし、入場券は駅構内に入るためのチケットとなっており、電車に乗ることはできないとされているため、あやまって乗車してしまわないように注意してください。入場券を利用する際は、正しい使い方を心がけましょう。
出典
JR東日本 きっぷあれこれ
JR東海 入場券
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー