「洗車機」VS「手洗い」車を洗うならどちらがコスパはよい?

配信日: 2025.04.16

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「洗車機」VS「手洗い」車を洗うならどちらがコスパはよい?
愛車を洗うとき、もっぱら自宅などで手洗いするという人もいれば、洗車機で簡単にすませるという人もいます。
 
どちらの方がきれいになるかはさておき、どちらの方法で洗う方がコストやコスパに優れているのか気になったことがあるかもしれません。
 
本記事では、洗車機と手洗いのコストやコスパについて具体的に解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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洗車機と手洗いのコストの違いは?

洗車機を使うと時間や体力の短縮になりやすいです。一方、手洗いは人の手によるきめ細やかな洗浄がしやすい点がメリットといえるかもしれません。
 
まずそれぞれのコストがどれくらいか見てみましょう。
 

洗車機で洗車する場合のコスト

洗車機を使う場合は、ガソリンスタンドやカー用品店などにある洗車マシンにお金を投入して希望のコースを選ぶやり方が一般的です。
 
ドライブスルー洗車機には、洗車方法によっていくらか料金差があります。
 
地域や店舗によっても料金は異なりますが、一般的に水洗いのみであれば300円前後、シャンプー洗車なら400円前後、ワックス洗車なら500円前後が目安です。
 
なかには、撥水コーティングや鏡面ポリマーコーティングなどを追加できるものもあり、その場合は700~1800円ほどかかることもあるようです。
 

手洗いで洗車する場合のコスト

自身で車を手洗いする場合、どのような方法で洗うかによって大きく状況が異なります。水洗いをして軽く拭き上げる程度であれば安くすむでしょう。
 
一方、洗剤やワックス材、コーティング剤などを使って丁寧に仕上げるのであれば、当然費用がかさみます。
 
ここでは例として、水洗いをした場合と、洗車用洗剤を使って洗った場合とに分けてコストをシミュレーションしてみましょう。計算条件は以下の通りです。

・使用する水の量:90リットル
 
・水道料金(1リットルあたり):0.24円
 
・洗車用洗剤の値段(1回あたり):11円

水を90リットル使う場合、1回の洗車にかかる水道代は21.6円ほどです。洗車機の水洗いが300円だとすれば、手洗いの方が200円以上安くなります。
 
またシャンプー洗車の場合、手洗いだと水道料金と洗剤代を合わせても約32.6円しかかかりません。一方洗車機でシャンプー洗車を選択して400円かかると仮定した場合、手洗い洗車よりも300円以上高くなってしまいます。
 
さらに、ホースから流し洗いせずにバケツに水をためるなど洗い方を工夫すれば、さらに手洗いのコストは低くなるかもしれません。
 

洗車機と手洗いはどちらの方がコスパがいい?

洗車機と手洗いどちらのコスパがいいと感じるかは、人によって異なります。それぞれのメリット・デメリットのうち、重視するポイント次第でコスパの感じ方は変わるでしょう。
 
表1

メリット デメリット
洗車機 ・時間や体力を節約できる
・洗剤や道具をそろえなくていい
・旧式の洗車機だと傷がつきやすいことがある
・車のサイズによっては洗車機が対応していない
手洗い ・洗車機では届きにくい汚れに対応できる
・洗車傷が付きにくい
・道具をそろえる手間がかかる
・自宅に洗車スペースがない場合は、洗車場代がかかることも

※筆者作成
 
洗車時間についていえば、洗車機の場合10分ほど、手洗いだと30~45分ほどかかるでしょう。
 
洗車機は手洗いに比べて数百円以上のコスト差があるものの、「車の表面の汚れがある程度落ちればOKで、とにかく時間や手間をかけたくない」という人の場合、コスパがよく感じるかもしれません。
 
一方「多少時間や手間がかかっても、細かな汚れを念入りに落としたい」という人の場合、コストに優れている手洗い洗車の方が最終的にコスパがいいかもしれません。
 

「時間や手間を節約したいなら洗車機」「しっかり愛車を洗車したいなら手洗い」

使用する洗車用品の値段にもよりますが、一般的には、自身で手洗い洗車をする方が洗車機よりも総合コストが安いようです。
 
ただしコスパについては、重視するポイントによって判断が異なるでしょう。コストが少し高くついたとしても時間や手間をかけたくない人にとっては、洗車機での洗車がいいかもしれません。一方、念入りに洗車したい場合は手洗いの方がコスパがよく感じるかもしれません。
 
自分に合った方法で洗車をするといいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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