銀行のキャッシュカードを再発行したら「1100円」かかりました。どの銀行も手数料はかかるのでしょうか?

配信日: 2025.04.12

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銀行のキャッシュカードを再発行したら「1100円」かかりました。どの銀行も手数料はかかるのでしょうか?
キャッシュカードをなくしたり、壊れてしまったりしたときに必要なのが「再発行」です。しかし、いざ手続きをしてみると「1100円の手数料がかかります」と言われて驚いた人もいるのではないでしょうか。手数料は、本当にどの銀行でもかかるのでしょうか?
 
本記事では、キャッシュカードの再発行にかかる手数料の相場や、銀行による違い、無料にできるケースについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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キャッシュカード再発行で「1100円」は高い? 一般的な手数料の相場

キャッシュカードの再発行には、多くの銀行で1100円(税込み)の手数料が設定されている場合があります。ただし、この金額はすべての銀行で統一されているわけではなく、金融機関によって料金体系が異なることもあります。
 
この手数料には、カードの再作成や郵送費用が含まれるほか、紛失・盗難などの事由や取引方法によって料金が変動することがあります。店頭での手続きや郵送・本人確認などの手間を考えると、ある程度の手数料がかかることは理解できるでしょう。
 

銀行によって再発行手数料は違う? その違いと確認のポイント

キャッシュカードの再発行にかかる手数料は、金融機関によって異なる場合がありますが、その金額や条件には差があります。
 
例えば、ある銀行では一律で再発行手数料がかかる一方、別の銀行では再発行の理由によって手数料が無料になる場合もあります。一般的に、紛失や盗難といった利用者側の事情による再発行には手数料が発生しますが、カードの不具合や更新といったケースでは無料対応となる銀行もあります。
 
これらの料金体系は予告なく変更されることもあるため、実際に手続きを行う前には必ず、利用中の銀行の公式サイトやサポート窓口で最新情報を確認しておくことが大切です。
 

再発行手数料が無料になるケースもある

上述のとおり、キャッシュカードの再発行には手数料がかかりますが、すべてのケースで費用が発生するわけではありません。銀行によっては、再発行の理由や状況に応じて手数料が無料になる場合があります。
 
例えば、カードの磁気が読めなくなった場合や、ICチップの不具合など、カード自体の機能的なトラブルが原因の場合は、多くの金融機関で利用者に過失がないとして手数料が免除されることがあります。
 
また、結婚や離婚に伴う姓の変更などやむを得ない事情や、金融機関側の都合でカードデザインが変更されるなどの場合も、無料で対応してもらえる可能性があります。一方で、カードの紛失や盗難など利用者の管理に原因がある場合には、多くの銀行で手数料が発生します。
 
なお、無料対象となる条件は金融機関ごとに異なります。事前に公式サイトやサポート窓口で、手数料の有無や再発行条件を必ず確認することをおすすめします。
 

手数料を抑えるには? なくさない工夫と万が一のときの対処法

再発行手数料を避ける最も効果的な方法は、キャッシュカードを「なくさない・壊さない」ことです。当たり前のようですが、意外とやってしまいがちなミスを防ぐためには以下の工夫が有効です。

●財布やカードケースに固定するなど、持ち歩き方を見直す
●磁気の強いもの(スマホ・磁石など)と一緒に保管しない
●ICチップが割れないよう、無理に曲げたりしない

もしカードを紛失してしまった場合は、速やかに銀行に連絡して利用停止の手続きをしましょう。その後、再発行手続きに進みますが、「再発行理由」が無料対象になるかどうかは事前に確認することで、無駄な出費を防げます。
 
また、紛失した際には警察署への遺失届提出も推奨されており、その後の手続きで必要になる場合があります。
 

再発行の前に、まずは確認と工夫をしよう

キャッシュカードの再発行にかかる手数料は、多くの銀行で1100円程度に設定されていますが、すべての再発行で必ず手数料がかかるわけではありません。カードの不具合や氏名変更といった事情があれば、無料になるケースもあります。まずは、自分の使っている銀行の条件を確認することが大切です。
 
また、一部の銀行では、一時的に再発行手数料を無料とするキャンペーンを実施している場合もあります。ただし、これらのキャンペーンは期間限定であることが多いため、利用中の銀行の公式サイトやサポート窓口で事前に確認することが重要です。
 
再発行手数料で無駄な出費をしないためにも、カードの管理には十分注意し、紛失や破損を防ぐ工夫をしましょう。万が一、紛失や盗難のトラブルに見舞われても、慌てずに冷静に対応し、必要な情報をしっかり調べることで、余計な出費を防げます。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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