高校生の娘に「iPhone 16eが安いから買って」とねだられた! 最新機種は「10万円」以上するイメージですが、なぜ「最新のiPhone」なのに安いのでしょうか?

配信日: 2025.04.10

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高校生の娘に「iPhone 16eが安いから買って」とねだられた! 最新機種は「10万円」以上するイメージですが、なぜ「最新のiPhone」なのに安いのでしょうか?
最新のiPhoneの価格は軒並み10万円を超えており、まさに高級品となっています。それでも人気に衰えは見られず、新機種の発売時にはアップルストアに行列ができるのも恒例です。
 
そんな中、2025年2月に発売されたiPhone 16eは、最新機種でありながら10万円以下と、シリーズの中でも手が届きやすい価格設定となっています。そのため、「なぜiPhone16eだけ安いの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
 
本記事では、iPhone16シリーズの種類別の価格差と、iPhone16eが安い理由について解説します。購入を検討する際の参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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iPhone16シリーズとは?

2024年9月に発売されたiPhone 16シリーズは、性能や価格に応じて4つのモデルが展開されています。それぞれの特徴を簡単に紹介します。
 
(1)iPhone 16(12万4800円~)
 
シリーズの標準モデルで、日常使いに最適。A18チップを搭載し、基本性能が向上。
 
(2)iPhone 16 Plus(13万9800円~)
 
iPhone 16の大画面モデルで、バッテリー持続時間が長いのが特徴。基本性能はiPhone 16と同じ。
 
(3)iPhone 16 Pro(15万9800円~)
 
A18 Proチップを搭載し、より高性能な処理能力を持つ上位モデル。ProMotion対応ディスプレイや高度なカメラ機能を備える。
 
(4)iPhone 16 Pro Max(18万9800円~)
 
シリーズ最上位モデルで、6.9インチの大画面ディスプレイを採用。バッテリー持続時間もiPhone史上最長となっており、より長時間の使用が可能。
 
(5)iPhone 16e(9万9800円~)
 
シリーズ内で最も低価格のモデル。必要な機能を厳選し、最新のiPhoneを手にしやすい価格で提供。
 
モデルが上位になるほど、処理性能やカメラ機能、ディスプレイの品質が向上します。
 

iPhone 16eはなぜ安い?

iPhone 16eが10万円以下で提供されている理由は、機能や仕様の違いが1つの要因です。まず、iPhone 16eは上位モデルと比較して、性能や機能が一部異なります。例えば、カメラはシングルレンズで、超広角撮影やマクロ撮影といった高度な機能は搭載されていません。
 
さらに、素材やデザイン面でもコスト削減が図られています。フレームにはアルミニウムが使用され、高級モデルで採用されているチタニウム素材は使われていません。
 
カラーバリエーションをブラックとホワイトの2色に限定することで、製造プロセスを効率的にしていると考えられます。これらの違いにより、iPhone 16eは最新の性能を持ちながらも、手頃な価格で提供されていると推測されます。
 

iPhoneの低価格帯機種の今後

iPhone SEシリーズは、手頃な価格とコンパクトなサイズで人気を集めてきました。一方、最新のiPhone 16eは、シリーズ内では最も手頃な価格ですが、従来のSEシリーズと比べるとやや高めの設定になっています。約10万円という価格は最新のiPhoneとしては購入しやすいものの、これまでの低価格帯モデルとは異なる位置付けです。
 
この価格帯の変化により、Appleが従来の低価格帯モデルの提供を終了したとの見方もあります。iPhone 16eは、最新のA18チップやApple独自のC1モデムを搭載し、性能面での強化が図られていますが、従来のSEシリーズがターゲットとしていたコストパフォーマンスを重視する層へのアプローチは変化しています。
 
今後、Appleが「e」シリーズを継続し、新たな低価格帯モデルのスタンダードを築くのか、それともSEシリーズのような手頃なモデルを再び投入するのか、その動向に注目されます。
 

まとめ

iPhone 16eは、最新の性能を備えながら、シリーズ内では最も手頃な価格で購入できるモデルです。カメラ性能は上位モデルに比べて抑えられているものの、ハイスペックを求めないのであれば十分に満足できる選択肢でしょう。
 
ただし、これまでの低価格帯モデルとは異なり、「格安」とは言えない価格設定となっています。高校生にとって本当に必要なスペックなのか、用途を踏まえて慎重に検討してみてはいかがでしょうか。
 

出典

Apple iPhoneを見る
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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