「風情がある」といって新幹線の車内販売を利用する夫。 私も少し興味があるのですが、具体的にどのようなものが売られているのでしょうか?
配信日: 2025.04.09

そこでこの記事では、新幹線の車内販売の現状、山陽新幹線を例に挙げて新幹線ではどのようなものが売られているのかを紹介していきます。

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新幹線の車内販売ってまだあるの?
そもそも、新幹線ではまだ車内販売が実施されているのでしょうか。初めに車内販売の現状を見ていきましょう。
車内販売の売り上げは2000年前後がピーク
年々減少している車内販売ですが、売り上げのピークは2000年前後といわれています。駅周辺にはコンビニエンスストアがあり、大きな駅では改札の中にも売店があります。持ち込むものを乗車前にあらかじめ購入する人が増えたことが、車内販売縮小の大きな原因だと考えられます。
また、人手不足も車内販売の縮小につながったといわれています。
現在はグリーン車のみでの実施が多い
利用客の多い東海道新幹線では、2023年に車内販売は「こだま」を除くグリーン車のみに縮小されました。山陽新幹線でも同様に、2024年から「のぞみ」「ひかり」のグリーン車利用客を対象としたサービスに縮小されているようです。
グリーン車でのサービスも、以前のようなワゴン販売ではなく、乗客が座席に設置されたQRコードを読み取って注文し、パーサーが直接商品を届ける形に変更しました。
北海道新幹線や九州新幹線でも、すでに車内販売は廃止されており、時代とともに消えゆくサービスになっていることが分かります。
山陽新幹線の車内販売を紹介
ここからは、山陽新幹線で実際に販売されているものを紹介します。
飲み物はセット販売がおすすめ
車内販売の定番、ホットコーヒー(レギュラー360円、ラージ410円)や冷えた缶ビール(レギュラー310円、プレミアム330円〜)は単品でも購入できますが、山陽新幹線ではセット販売がお得とされています。
「スイーツセット」では、「博多カステラ」(200円)や「紅葉まんじゅう」(150円)などの地域限定の菓子を対象ドリンクと一緒に購入すれば、20〜30円安くなるようです。
同様に「アルコールセット」でも、「さきいか」(380円)や「ミックスナッツ」(380円)と、対象のアルコールドリンクを一緒に購入することで30円引きになるとされています。
車内でほっと一息つきたいときや、仕事終わりに仲間と乾杯したいときに、ぜひ利用してみてください。
駅弁は予約必須の「駅弁デリ」を使おう
先に紹介した菓子やつまみであれば、車内販売で購入できますが、弁当は予約が必須とされているようです。
株式会社ジェイアール西日本フードサービスネットの駅弁デリによると、「西日本を中心とした駅弁を選べるコース」(乗車の3日前までに注文)と「おまかせ幕の内セット」(乗車の前日までに注文)があり、座席まで届けてもらえるようです。
駅弁は、当日駅でも買えますが、乗車前に時間がなかったり、売り切れだったりと状況によっては買えない可能性があるため、事前予約をすると安心して乗車できる可能性があります。
子どもに大人気! 新幹線グッズ
山陽新幹線の「チョロQ」(各1820円)も車内で購入可能とされているようです。子どもにとっては退屈な移動時間も、おもちゃがあると楽しめる場合があるでしょう。そのほかには、2枚入りのクリアファイル(720円)やアイスクリームスプーン(1500円)があり、乗車の記念になるかもしれません。
買い忘れても安心の土産
山陽新幹線では下記の通り主要駅の土産も売っているようです。
・岡山名物きびだんご(20個入り):1250円
・広島名物生もみじ(8個入り):1300円
・博多名物めんべい(2枚×8袋):600円
車内販売で旅を満喫しよう
コンビニエンスストアや売店が増えたことで、車内販売は縮小傾向にあるようです。目にする機会が減ったからこそ、グリーン車で移動する際はぜひ利用してみてください。
出典
株式会社ジェイアール西日本フードサービスネット 山陽新幹線 グリーン車 車内販売menu
株式会社ジェイアール西日本フードサービスネット 駅弁デリ
株式会社ジェイアール西日本フードサービスネット 新幹線グッズ
株式会社ジェイアール西日本フードサービスネット お土産
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー