子どもの送迎などで毎日車を運転するので「ガソリン代」が痛いです……。どうにかして節約したいのですが、秘策はないのでしょうか?

配信日: 2025.04.09

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子どもの送迎などで毎日車を運転するので「ガソリン代」が痛いです……。どうにかして節約したいのですが、秘策はないのでしょうか?
日頃から車を運転する人は、月々のガソリン代が気になることもあるでしょう。走行距離が長い場合、ガソリン代の負担が増えることもあります。
 
そこで今回は、1ヶ月にかかるガソリン代の目安やガソリン代をおさえる方法について解説します。ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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1ヶ月にかかるガソリン代はいくらくらい?

経済産業省の石油製品価格調査によると、2025年3月3日時点のガソリンの価格は1リットルあたり184.1円です。
 
一般社団法人日本自動車工業会の「2023年度 乗用車市場動向調査」によると、月間走行距離の平均は362キロメートルです。また、平均燃費は1リットルあたり約14キロメートルとなっています。
 
上記の情報を基に、ガソリン代を計算しましょう。ガソリン消費量=月間走行距離÷燃費です。先ほどの数値を当てはめると、362キロメートル÷14キロメートル/リットル=25.86リットルとなります。
 
ガソリン代=ガソリン消費量×ガソリン価格となるため、ガソリン代は25.86リットル×184.1円/リットル=約4761円となるため、この金額が1ヶ月に発生する可能性があるガソリン代の目安です。
 
ただし、走行距離は全国の平均値です。地方でよく車を使う場合などは、走行距離が平均よりも長くなり、ガソリン代がより高額になる可能性もあります。
 

ガソリン代をおさえる方法は?

ガソリン代をおさえる方法はおもに以下の3つです。

●急発進急停止をしない
●エアコンを適切に使用
●無駄なアイドリングはしない

1つずつ解説します。
 

急発進急停止をしない

環境省の「エコドライブ10のすすめ」によると、発進時にアクセルを穏やかに踏む「ふんわりアクセル」を心がけることで、燃費が約10%改善するとされています。ふんわりアクセルの目安は、最初の5秒間で時速20キロメートル程度に達する穏やかな加速です。焦らず穏やかな発進を行えば、燃費の向上だけでなく、安全運転にもつながる可能性があります。
 
また、ゆっくりと停止することも重要なポイントです。停止することが分かったら、早めにアクセルから足を離しましょう。そうすることで、2%程度燃費が改善される可能性があるようです。
 

エアコンを適切に使用

車のエアコンは冷却や除湿のためにエンジンの力を使うため、過剰な使用は燃料消費を増加させるといわれています。エアコンスイッチがONの状態で運転すると、燃費が約12%悪化する可能性があります。冷房が必要な場合でも、車内を冷やしすぎないように注意することが重要です。
 
また、暖房のみが必要な場合は、エアコンスイッチをOFFにすることで無駄な燃料消費を防げる場合があります。
 

無駄なアイドリングはしない

エアコンをOFFにした状態でも、10分間のアイドリングで約130シーシーの燃料を消費するといわれています。無駄なアイドリングが増えると、燃料を多く消費する可能性があるため、注意が必要です。
 
また、現在の乗用車は、エンジンをあたためるための「暖機運転」は基本的に不要とされています。極寒冷地(マイナス20度程度)の場合を除き、エンジンをかけた後はすぐに走行を開始し、走りながらエンジンを暖める「ウォームアップ走行」が推奨されているようです。
 

まとめ

今回の試算では、1ヶ月にかかるガソリン代の目安は、約4761円となりました。ただし、ガソリン代は走行距離や燃費によって異なる可能性があるため、あくまで参考程度にしてください。
 
また、日々の運転を工夫することで、燃料消費をおさえられる可能性があります。家計の負担軽減のためにも、エコドライブを実践してみてください。
 

出典

経済産業省 石油製品価格調査
一般社団法人日本自動車工業会 2023年度 乗用車市場動向調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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