娘が大学生になり、学校が近い「高田馬場」で一人暮らしを始める予定です。仕送り額の平均「月9万円」を送ってあげれば足りるでしょうか?
配信日: 2025.04.05

この記事では、大学生の下宿先として人気がある高田馬場で、一人暮らしをする際の生活費を解説します。大学生が簡単に実践できる節約術やアルバイトを決める際のポイントについても紹介します。

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
高田馬場で必要な生活費はどのくらい?
高田馬場で一人暮らしをするために、どのくらいの費用がかかるでしょうか。
家賃相場は約8万円
高田馬場駅は、早稲田大学や学習院大学、東京富士大学など、周辺に多くの大学があることから「若者の街」として知られています。一人暮らし向けのワンルームマンションが多く、家賃相場は8万円程度です。
3万円台で住めるところもありますが、安い物件となると、築年数が古かったり駅から遠かったりしてセキュリティー面の心配も出てきます。人によって優先事項は異なりますが、安心して生活できる住まいの相場が約8万円であることは頭に入れておきましょう。
家賃以外の生活費は約6万円
生活費とは家賃だけではありません。生活スタイルによって異なる可能性はありますが、食費や交通費など、家賃を除いたその他の生活費の平均は約6万円といわれています。
月9万円の仕送りでは足りない
高田馬場で一人暮らしをするためには、家賃8万円+その他の生活費6万円で合計14万円が必要と考えられます。つまり、仕送りが9万円だと5万円足りないということです。
仕送りを増額するのか、残りは自身でやりくりしてもらうのかは、子どもと相談したほうがいいでしょう。
アルバイトを探すポイント
収入源として、まず思いつくのがアルバイトです。効率的にお金をやりくりするためには、アルバイトの探し方にもポイントがあります。
まかないで食費を節約
一人暮らしの強い味方になるのが、飲食店に多い「まかない制度」です。勤務終わりや休憩時間に格安でおいしいご飯が食べられます。無料でまかないを提供している店もあるので、食費の節約ができるでしょう。
例えば、週に3日働くと1ヶ月で約12食分の食費が浮きます(ひと月4週の場合)。1食500円でも1ヶ月で6000円の節約ができる計算です。時給が少し低くても、まかない付きのアルバイトのほうがお得になる可能性はあります。
栄養バランスが考えられていたり高級食材を使っていたりするところなら、毎日のアルバイトもより楽しくなるでしょう。
好きなことを仕事にする
福利厚生の一環として従業員割引が使えるアルバイトも多いため、自分の趣味を仕事にするという節約方法もあります。
お気に入りのコーヒー店やカラオケ店、トレーニングジムなど行きつけのお店のアルバイト情報を確認してみましょう。例えば出勤時に1杯400円のコーヒーが無料になるアルバイト先だと、週3回働くと月12杯、毎月4800円のコーヒー代が節約できます。
好きなものに囲まれて働くのは、モチベーションにもつながるでしょう。
大学生ができる簡単節約術
ここからは、大学生でもできる簡単な節約術を紹介します。学業が忙しくてなかなかアルバイトに時間を割けない場合は、日々の生活を見直して節約を心がけてみてください。
家計簿をつける
家計簿をつければ、自分が何にお金を使っているのかを把握できるため、無駄遣いが見つけやすくなります。
大学生におすすめなのは、アプリで管理する方法です。お金を使ったらその場で入力するだけなので続けやすいという利用者が増えています。
安易にコンビニを利用しない
24時間開いているコンビニは、便利に使いすぎてしまう可能性があります。コンビニでは150円する飲み物でも、スーパーマーケットでは100円で売られていることがあります。たった50円の差ですが、それが1ヶ月毎日だと1550円程度になってしまいます。
物件を探す際、近くにコンビニがあると便利ですが、使いすぎてしまう可能性があることを覚えておいてください。
東京での一人暮らしはお金がかかる!
高田馬場で一人暮らしする場合、9万円の仕送り額では足りないことが分かりました。家賃の相場が他府県よりも高い東京都では、平均以上にお金がかかってしまう可能性もあるでしょう。
まずは、今回紹介したアルバイトを探すポイントや節約術も参考にして、家族で話し合ってみることをおすすめします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー