費用がかかるので、家の車には「ドライブレコーダー」を付けていません。“無事故無違反”ですし必要ないですよね?
配信日: 2025.04.01

そこで今回は、ドライブレコーダーの設置率やメリットについて調べてみました。ドライブレコーダー選びのポイントや費用相場もご紹介しますので、参考にしてください。

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目次
ドライブレコーダーの設置率は? 無事故無違反でも付けるメリットはある?
パイオニア株式会社が2024年11月に実施した「ドライブレコーダー利用実態、ヒヤリハットに関する調査」によると、ドライブレコーダーの設置率は63.8%で、2022年5月の調査から9.3ポイント増加していることが分かりました。設置率が最も高かった地域は近畿地方で、71.6%でした。
「ドライブレコーダーを設置することで安全意識が向上する」と回答した人は75.8%です。
ドライブレコーダーには、自分の運転のくせを客観的に確認し見直すことで、安全運転の意識向上につながるメリットがあります。自分だけでなく、免許を取りたての子どもや高齢の親の運転を見守ったり、企業などでは運転者や乗務員の安全教育に活用できます。
「運転に自信がある」「無事故無違反なので必要ない」などと考え、ドライブレコーダーの必要性を感じない人もいるようです。
しかし同調査では「運転中に危険を感じた・ヒヤリハットを経験したシチュエーション」として、自分の運転技術とは関係のない「歩行者や自転車の飛び出し」「危険な運転に巻き込まれそうになった」「あおり運転を受けた」なども含まれている点に注目できます。
いくら自分が安全運転を心がけていても、事故やトラブルに巻き込まれる可能性があるでしょう。ドライブレコーダー搭載車であることを明示することであおり運転の抑止につながり、事故に巻き込まれた際は正確な記録・証拠になることからも、無事故無違反でもドライブレコーダーを付けるメリットはあると考えられます。
ドライブレコーダー選びのポイント
ドライブレコーダーにはさまざまな種類があり、必要に応じてほしい機能があるか確認しておくのは大切です。例えば前方だけの映像を記録できるシンプルなものから、前後または全方向の映像を記録できるものまであります。
あおり運転の被害にあうのが心配な人は、前後をしっかりと録画するドライブレコーダーが適しています。画像補整の機能が付いていれば、夜間走行の際も安心です。駐車中の当て逃げや車上荒らしなどの被害が心配な場合は、エンジンを切っても録画を続ける機能があるドライブレコーダーを選ぶといいでしょう。
ドライブレコーダーの中には、前車接近警告・車線逸脱警告・先行車発進のお知らせなど、安全運転支援機能が付いているものもあります。また走行中のきれいな映像を録画するためにドライブレコーダーを付ける人もいるようです。
ドライブレコーダーの費用相場
ドライブレコーダーは、搭載している機能などによってさまざまな価格帯のものがあります。また本体を購入して自分で取り付けたり、工賃込みで購入したりもできます。
購入場所によっても費用は異なりますが、例えばある大手カー用品店では、前方だけにカメラを取り付けるタイプを取り付け工賃込みで2万円前後で提供しているようです。手軽にドライブレコーダーを取り付けたい方に適しているといえるでしょう。
カメラタイプに応じた費用相場は以下の通りです。
・前後2カメラタイプ:3万3800円~6万3800円
・全方位複数カメラタイプ:4万6800円~7万5800円
・360度カメラタイプ:3万2800円~4万5800円
ドライブレコーダーで安心なカーライフを! 無事故無違反でも設置するメリットは大きい
2024年の調査では、ドライブレコーダーの設置率が63.8%で、半数以上を占めていることが分かりました。
ドライブレコーダーは自分の安全運転の意識向上だけでなく、事故に巻き込まれた際は正確な記録・証拠になることや、あおり運転の抑止などのメリットがあります。無事故無違反で運転に自信がある人でも、事故やトラブルに巻き込まれる可能性はありますから、万一に備えて設置するメリットはあるといえるでしょう。
ドライブレコーダーの機能や価格帯はさまざまですが、前方だけの映像を記録するものは2万円前後から購入できます。また前後2カメラ・全方向複数カメラ・360度などカメラタイプに応じて3万円~7万円代のものもあります。安心できるカーライフを送るために、ドライブレコーダーの設置を検討してみるのもいいでしょう。
出典
パイオニア株式会社 ドライブレコーダーの利用実態、“ヒヤリハット”に関する調査を実施
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー