家賃を抑えたいなら「ずらし駅」がおすすめ? 人気エリアからちょいずらしたエリアを紹介!
配信日: 2025.04.01

本記事では、そんな「ずらし駅」について解説しながら、実際におすすめの駅や住むメリット・デメリットまで紹介していきます。

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目次
「ずらし駅」ってどんな駅?人気エリアに近いのに家賃が安いワケ
「ずらし駅」とは、人気のある主要エリアに隣接する駅や、そこから少し離れた場所にある駅のことを指します。都心へのアクセスが良好でありながら、家賃が比較的安く、住まいの候補として注目されるようになっています。
人気エリアの中心部は利便性が高い反面、家賃が高くなる傾向があります。それに対して、ずらし駅は立地や交通の便がある程度確保されていながら、賃料が抑えられているのが特徴です。そのため、コストを重視する人にとって、現実的でバランスのとれた選択肢といえます。
また、混雑を避けられる、落ち着いた生活環境が整っているといった面でも評価されており、単に家賃が安いだけでなく、暮らしやすさの面でも支持されています。「できるだけコストを下げつつ、暮らしやすさも手放したくない」と考える人にとって、「ずらし駅」は検討する価値のある選択肢です。
人気エリア別! 東京のおすすめ「ずらし駅」5選
ここでは、東京の人気エリアを起点に、家賃が抑えられて住みやすい「ずらし駅」をいくつか紹介します。
【東京でのおすすめ「ずらし駅」5選】
(1)中目黒 → 祐天寺(東急東横線)
中目黒は家賃が高く人気の街ですが、1駅隣の祐天寺では家賃相場が2万円程度安くなります。祐天寺は、落ち着いた住宅街で、スーパーやカフェも多く、生活しやすい環境が整っています。
(2)恵比寿 → 目黒(JR山手線)
おしゃれな街・恵比寿に比べて、目黒は家賃相場が2万円ほど安くなる傾向にあります。それでいて山手線や地下鉄が利用できるため、交通の便も良好です。
(3)池袋 → 椎名町(西武池袋線)
池袋まで電車でわずか1分の椎名町は知名度が低いものの、家賃は池袋より1万円程度安くなる場合もあります。住宅街が中心で、静かな環境が魅力です。
(4)新宿 → 初台(京王線)
初台は京王新線で新宿まで1駅、所要時間約3分と非常に近接しています。家賃相場は新宿と比べて約3万円安くなる傾向があり、コスパの高いエリアです。落ち着いた住宅街であるため、新宿の騒がしさを避けつつ都心へのアクセスのよさを求める人にとって魅力的な選択肢となっています。
(5)品川 → 青物横丁(京急本線)
品川はオフィス街として人気が高くで家賃が高めですが、京急本線で2駅離れた青物横丁では家賃相場が品川と比べて2万円程度安い傾向があります。落ち着いた雰囲気も魅力です。
「ずらし駅」に住むメリットとデメリットをチェックしよう
「ずらし駅」には多くのメリットがありますが、一方で注意すべき点もあります。
●家賃が安くなる
主要駅と比べて2~5万円の差が出ることもあります。月々の固定費が減るのは大きなメリットです。
●生活環境が静かで落ち着いている
主要駅に比べて人が少なく、住宅街としての機能が整っている駅も多いです。
●意外と便利な駅が多い
主要駅まで電車で10分以内の駅も多数あり、通勤ラッシュのストレスを軽減できます。また、バスや自転車での移動が可能なケースも多くあり柔軟な移動が可能です。
●人気エリアほどの買い物・飲食の充実度はない
深夜営業の店や大型施設が少ない場合があります。
●電車の本数や混雑度
本線ではない路線だと本数が少ない場合や、通勤ラッシュで混みやすいケースもあります。
それでも、少しの工夫で快適な生活が手に入るのが「ずらし駅」の魅力です。駅前スーパーの品ぞろえや、休日の過ごし方に加えて、最寄り駅からの通勤時間(door to door)、スーパーやコンビニ件数の充実度、終電・始発の時間帯などを事前にチェックしておけば、後悔のない選択ができるでしょう。
コスパ重視なら“ちょいずらし”で賢く暮らそう
東京の人気エリアに憧れつつも、家賃の高さがネックになることは多いものです。そのようなときは「ずらし駅」を活用することで、主要駅まで電車で10分以内という利便性を保ちながら、家賃を抑えて暮らすことが可能です。
主要駅からほんの少し場所を変えるだけで、数万円の節約になることもあります。さらに、落ち着いた住環境や静かな街並みも手に入るため、生活の質がむしろ上がる場合もあるでしょう。
「少しの工夫で、より豊かな暮らしを」という視点を持って、引っ越し先を選ぶことができれば、家計にも心にも余裕のある毎日が待っています。次の住まい探しでは、ぜひ“ちょいずらし”という選択肢を加えることで、新しい生活スタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー