更新日: 2024.09.14 その他

「Nワゴン」vs「アクア」通勤で毎日100kmほど運転するのですが、ガソリン代や自動車税も踏まえると、どちらがお得でしょうか? 長距離なので、できるだけ“燃費”も重視したいです

「Nワゴン」vs「アクア」通勤で毎日100kmほど運転するのですが、ガソリン代や自動車税も踏まえると、どちらがお得でしょうか? 長距離なので、できるだけ“燃費”も重視したいです
「軽自動車」というと、普通車と比べて車両価格や維持費が安い点に魅力を感じるという人も多いでしょう。ただ、昨今の軽自動車は性能の向上などの理由によって車両価格が上昇している傾向にあり、普通車と購入費用があまり変わらない場合もあります。
 
本記事では、「高価格帯のNワゴン」と「安めのアクア」の車両価格を紹介したうえで、通勤で100キロメートル運転する場合、両者のガソリン代と自動車税がどれくらいになるのか比較します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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グレードによっては「Nワゴン」と「アクア」の本体価格はそこまで変わらない

Nワゴンは人気の軽自動車ですが、グレードによって車両価格は異なります。HONDAのホームページを見てみると、Nワゴンの全国メーカー希望小売価格は税込みで134万4200円~197万100円です。
 
一方、アクアは燃費の良さやコンパクトさが売りの普通車です。トヨタのホームページによると、アクアの中で最も安い車種の車両価格は214万6000円です。
 
Nワゴンの中で最も高いグレードの車種では、アクアのもっとも安い車種と15万円程度の差ですから、オプションのつけ方などによっては、Nワゴンの方がアクアより購入費用がかかる場合もあるでしょう。
 
仮に車両価格が同じだとすると、次に気になるのは維持費でしょう。代表的な維持費として、ガソリン代と自動車税を比較してみましょう。
 

「Nワゴン」と「アクア」の自動車税はいくら違う?

Nワゴンの場合、軽自動車の自動車税は一律で年間1万800円です。
 
普通車の自動車税は排気量によって異なります。アクアの排気量は1500ccであり、自動車税は年間で3万500円です。自動車税については、Nワゴンの方がアクアよりも年間で約2万円お得です。
 

毎日100km運転した場合、「Nワゴン」と「アクア」でガソリン代はいくら違う?

続いて、毎日100キロメートル運転した場合の年間のガソリン代を計算します。なお、ガソリン代は1リットル当たり174.4円とします。(9月2日時点の全国レギュラーガソリン平均)
 
Nワゴンの中で最も車両価格が高い車種の燃費は21.2km/L、アクアの中で最も車両価格が安い車種の燃費は34.6km/Lです(ともにWLTCモード)。それぞれの車種において、毎日100キロメートルを1ヶ月当たり20日、12ヶ月運転した場合の年間のガソリン代は次のとおりです。
 

・Nワゴン:174.4円÷21.2km/L×100km×20日×12ヶ月=19万7434円
・アクア:174.4円÷34.6km/L×100km×20日×12ヶ月=12万971円

 
ガソリン代は、アクアの方がNワゴンよりも年間で7万6000円程度お得だといえるでしょう。
 

「Nワゴン」と「アクア」では通常の維持費も異なる

ここまでの前提においては、ガソリン代と自動車税を比較した場合、アクアの方が5万6000円程度維持費は安いということになります。
 
ただし、車の維持費はこれらだけではありません。保険料や車検、タイヤやエンジンオイルなどのメンテナンスも適宜必要です。一般的に、これらの費用は軽自動車よりも普通車の方が高額です。
 
実際にどれくらい異なるかはそれぞれの内容によって変わりますが、先ほどのガソリン代と自動車税の価格差が埋まるくらい、普通車にお金がかかる場合もあるでしょう。
 

まとめ

軽自動車の車両価格は上昇傾向にあり、普通車と同じくらいの場合も少なくありません。今回はあくまでも比較の一例として解説しましたが、実際にどれくらい異なるかは車種や運転距離、保険内容などの要素によって変わります。
 
維持費は車を保有した後に継続的にかかりますので、気になる人はさまざまな条件を考慮しながら、どちらがお得かシミュレーションしましょう。
 

出典

HONDA Nワゴン
トヨタ自動車 トヨタ アクア 価格・グレード
総務省 平成28年度から軽自動車税の税率が変わります
経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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