更新日: 2024.09.13 その他
禁煙を始めようと思うのですが「40歳から」では手遅れでしょうか? 40歳からの禁煙による「節約効果」と「身体へのメリット」を教えてください!
本記事では、40歳から禁煙する場合の健康面と費用面のメリットについて、それぞれ紹介します。禁煙するかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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40歳からでも禁煙は役に立つ
35~40歳から禁煙する場合でも、喫煙前の余命を取り戻すことが可能です。また、50歳で禁煙すれば6年、60歳なら3年もの寿命を延ばせるといわれています。そのため、喫煙年数が長く健康な状態には戻れないと思っている方でも、健康になれるチャンスはあります。禁煙を始めるのに遅すぎることはありません。禁煙を考えるときがたばこのやめどきです。
禁煙して15年後には疾病のリスクが非喫煙者レベルになる
禁煙すると健康によいさまざまな効果が生じます。禁煙から24時間後には心臓発作のリスクが低下することをはじめ、せきやたんなどの呼吸器症状の改善や、インフルエンザなどの呼吸器感染症にかかるリスクが軽減されます。早い人であれば、禁煙から1ヶ月ほどでせきや喘鳴などの呼吸器症状が軽くなるでしょう。
なお、禁煙から2~4年ほど経つと、虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが約1/3まで減少するといわれています。また、禁煙から5年で肺がんのリスクが低下し、禁煙から10~15年経てばさまざまな疾病にかかる危険が非喫煙者レベルのリスクにまで改善します。
ほかにも、禁煙によって顔色や胃の調子がよくなったり、朝の目覚めがすっきりしたりするなど、日常生活で禁煙の効果が実感できることは多くあるでしょう。また、禁煙により自分の健康が回復するだけではなく、家族からも喜ばれます。
1日1箱吸っていた人は年間で約18万円の節約になる
1箱500円のたばこを1日1箱吸っていた場合、禁煙すると1年間で約18万円の節約ができ、10年間では180万円もの費用を節約できます。
40歳でたばこをやめて、仕事を退職する65歳までの25年間たばこ代を貯金し続ければ、約450万円もの貯金が可能です。老後の資産が足りないと悩んでいる方でも、早いうちからたばこをやめれば、健康面だけではなく資産形成にも役立つといえるでしょう。
非喫煙者になると保険料が安くなる
たばこを吸っている人は、統計的に病気にかかるリスクが高く、なかには命にかかわる危険な疾病もあります。そのため、喫煙者の医療保険料や生命保険料は、非喫煙者と比較すると割高になる傾向です。また、保険会社が定めている基準の一つに「健康体」があり、たばこを吸わない非喫煙者は保険料が割引になります。
なお、過去1年もしくは2年間たばこを吸っていない場合には、非喫煙者料率が適用され、BMIや血圧、血液などの数値が正常であれば優良体料率が適用されます。
また、2つの料率が適用されれば非喫煙優良体として、さらに保険料が下がります。割引率は保険会社によって異なりますが、多くの会社が健康な方に対して保険料を割引く制度を導入しています。
40歳からの禁煙でも節約と健康に大きな効果がある
40歳からの禁煙でも、節約と健康によい影響をもたらします。また、40歳で禁煙して65歳までの25年間たばこ代として貯金すれば、約450万円もの資産を作れます。老後の資産として活用するために、禁煙する場合はその分の費用を貯金していくとよいでしょう。
また、40歳からの禁煙は、健康面によい効果があるといわれています。15年間禁煙すれば、さまざまな疾病にかかるリスクが非喫煙者と同等レベルにまで下がるといわれています。
40歳から禁煙を開始すれば、55歳になる頃には非喫煙者と同じレベルになるでしょう。禁煙を始めるのに遅すぎることはありません。節約と健康の両方に気を使いたいと考えている方は、禁煙を検討してください。
出典
禁煙推進Webサイト 禁煙は身体への愛 | 禁煙は愛
e-ヘルスネット(厚生労働省) 禁煙の効果
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー