更新日: 2024.09.12 その他
お好み焼きは必ず「白ご飯」と食べるという関西出身の夫。炭水化物の「過剰摂取」にならないのでしょうか?
しかし、ご飯もお好み焼きも炭水化物が含まれているため、血糖値を気にしている方は過剰摂取に注意が必要です。今回は、お好み焼き定食の価格や栄養、また白ご飯の代替品などについてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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お好み焼きとご飯のセットはいくら?
お好み焼きとご飯をセットにした「お好み焼き定食」は、関西ではポピュラーな組み合わせのようです。価格や定食の内容は、お店によって異なります。
例えば、A店ではお好み焼きとご飯、みそ汁、サラダが付いて950円です。一方、B店のお好み焼き定食では、お好み焼きとご飯、みそ汁、ミニサラダに1品が付いて1188円で提供しています。B店では、ご飯とみそ汁のおかわりは自由です。
このように、さまざまなお店でお好み焼きをおかずとした定食が存在するため、夫が関西出身ならご飯が必要だと考えるケースはあり得るでしょう。実際、株式会社リクルートが実施した「白米と一緒に食べるのはあり?なし?」についてのアンケート調査によると、「お好み焼きに白米はなし」と回答した方が関東は64.3%だったのに対して、関西は42.3%と地域別で最も低い数値でした。
ただ、費用面で考えると単品で頼んだ方が安くなります。前述のA店だとお好み焼きの豚玉は単品で860円と、定食の値段と比較すると90円の差です。また、B店でも単品の豚玉は858円で提供されており、定食と比較すると330円の差があります。
栄養面に問題はない?
お好み焼きは1枚でいろいろな栄養素を摂取できる料理とされています。お好み焼きの主な食材はキャベツ、タマゴ、豚肉、小麦粉です。
キャベツには食物繊維やビタミンが、また、タマゴと豚肉にはたんぱく質が豊富に含まれています。お好み焼きはすべて混ぜて焼くので、まとめて栄養素を摂取できる点はメリットといえるでしょう。
ただし、炭水化物である小麦粉も含まれているため、人によってはご飯と一緒に食べると、炭水化物の過剰摂取になる可能性もあります。血糖値を気にしている方は、お好み焼きを食べるときはご飯の量を減らしたり代わりになるものを見つけたりする必要があるでしょう。
白ご飯の代わりにできるものは?
お好み焼きを食べる際、お米がどうしても食べたいときは、白ご飯の量を減らすか、白米ではなく玄米への変更も検討してみましょう。農林水産省によると、玄米は機能性米のひとつで、あえてぬかや胚芽を残しているため、食物繊維やミネラルを豊富に含んでいることが特徴です。雑穀米にすれば、玄米の栄養素に加えて生活習慣病の予防効果が期待できるポリフェノールも摂取できます。
玄米が苦手な方だと「胚芽精米」を代替えする方法もよいでしょう。胚芽精米とは、ぬかを取り除いているため玄米よりも食べやすいとされるお米です。精米技術により胚芽部分は80%以上残るため、胚芽部分に含まれる豊富な栄養素はそのまま摂取できます。
さらに、カロリーをおさえたご飯にしたいなら、食物繊維やたんぱく質が含まれているオートミールもおすすめです。オートミールをご飯のようにした製品も発売されており、電子レンジであたためるだけで手軽に食べられます。
血糖値が気になる場合は代替品の使用も検討する
関西のお好み焼き屋では、お好み焼き定食が売られていることもあり、お好み焼きをおかずとしてご飯を食べるケースは少なくありません。アンケート調査でも、関東では、お好み焼きとご飯を一緒に食べないと答えた方が64.3%であったのに対し、関西では42.3%と、半数以上の方はお好み焼きとご飯の組み合わせを「あり」としていました。ただし、費用面で見ると、やはり定食よりも単品の方が安いため、費用をおさえたい場合は単品で頼んだ方がよいでしょう。
お好み焼きは、食物繊維やビタミンが豊富なキャベツ、たんぱく質が豊富なタマゴと豚肉など、栄養素をまとめて摂取できる料理のひとつです。しかし、小麦粉も使われているため、ご飯を一緒に食べると血糖値を気にしている方にとっては、炭水化物のとりすぎになってしまうケースもあるでしょう。
ご飯の代わりに、機能性米やオートミールを代替品にすると、栄養素をより多く摂取したり、炭水化物の摂取量を減らしたりできます。
出典
株式会社リクルート 「白米と一緒に食べるのはあり?なし?」についてのアンケート調査(PR TIMES)
農林水産省 お米を丸ごと味わう「機能性米」のススメ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー