更新日: 2024.09.09 その他
夕食時に”子ども連れ”で実家訪問する娘。私が夕食を作っていますが、少しお金を出してもらうべきでしょうか?
夫婦共働きの世帯であれば特に、時間的都合で夕食を準備しにくく、それゆえに食事を実家で済ませるケースがより多くなることも考えられます。
しかし実家側からすれば、複数人で頻繁に食事に来られると、経済的な負担を感じるかもしれません。また食事作りの手間が多くなるなど、体力的・時間的な負担増加も考えられます。
本記事では、家族の訪問による経済的負担について、役立つポイントをご紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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4人家族にかかる食費は1日1食約1000円?
総務省統計局の「家計調査(2023年)」が示すところによれば、4人家族が食料に費やす1ヶ月間の平均支出額は9万712円(日額約3000円)です。
仮にこの金額を1日3食の合計だとして、3等分すると、1食にかかる日額は4人で約1000円となります。
今回のケースでは4人家族で頻繁に実家を訪れるようですが、もし3日に1回夕食をいただく場合、月に10食分の食費がかかる計算になり、金額は約1万円です。2日に1回なら、月に15食分の食費となり、約1万5000円かかります。
上記の金額には料理に使用する水道光熱費は含まれていません。また娘夫婦と孫に料理を振る舞うということで普段より豪華な料理にしている可能性もあるでしょう。さらに子どもの年齢や食べる量も計算しておらず、あくまで目安を示した金額です。
実際はもう少し金額が多くなる可能性もあるでしょう。いずれにしても、頻繁に4人分の料理を提供することで、経済的負担を感じる人は一定数いるかもしれません。
子どもにお金を出してもらうべき?
娘と話してお金を一部払ってもらうべきかどうかは、家庭により状況が異なるため一概には判断できません。
もし娘やその配偶者から「いつもごちそうになって悪いので食費を出したい」と言われることがある場合、おおまかな金額を伝えられるかもしれません。
あるいは娘夫婦とのコミュニケーションがざっくばらんにできている場合も、負担をお願いしやすい場合があるでしょう。娘夫婦が共働き世帯で比較的経済的余裕がありそうなケースでもそういえます。
いずれにしても、これまでのコミュニケーションの具合や経済的負担を考慮して判断するといいかもしれません。
直接負担をお願いしにくく感じるときの対策
仮に直接お金を請求することが難しいと思うなら、別の方法で負担を軽減できる可能性があります。
例えば、実家に来る途中で食材を買ってきてもらうよう頼む方法があります。後で買い物代を払うと打診したときに、もしかしたら娘夫婦は負担を申し出てくれるかもしれません。
はっきりと伝えるのが難しい場合は、それとなく食費が負担になっていることを伝える方法もあります。例えば「肉や野菜の値段が高騰しているので品数が少なくなってしまった」「食材が安いスーパーを知ってたら教えて」といった点を話すことで伝わるかもしれません。
あるいは訪問の頻度を少なくしてもらう方法もあるでしょう。頻度が少なくなれば、おのずと食費負担も軽減されます。例えば予定があることを伝えたり、準備が大変であることを伝えたりできるでしょう。
別の方法として、夕食作りの手伝いをお願いする手もあります。そうすることで、少なくとも準備の手間が軽減されるほか、娘が親の負担を感じ取って訪問頻度を少なくしたり、経済的援助を申し出たりする可能性があります。
負担をお願いするかは家庭状況により判断しよう
娘夫婦との関係がよく、相手の経済負担もさほど大きくない場合は、直接負担をお願いしやすいかもしれません。
一方、直接打診することが難しければ、本記事でご紹介したような間接的な方法で負担を軽減できるか試せるでしょう。
出典
総務省統計局 e-Stat 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2023年 表番号3-1
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー