更新日: 2024.09.09 その他

バイクが趣味の夫。「維持費」にかなりお金がかかっている気がします…。世帯年収「500万円」でも趣味をバイクにしていていいのでしょうか?

バイクが趣味の夫。「維持費」にかなりお金がかかっている気がします…。世帯年収「500万円」でも趣味をバイクにしていていいのでしょうか?
バイクを趣味としている人は少なくないでしょう。今回のケースのように家族にバイクが趣味の人がいる場合、年収や家計のことを考えて、できるだけバイクにかける費用をおさえたいと思う場合があるでしょう。
 
本記事では購入者の年収別にバイクの種類・排気量の割合をご紹介します。またバイクの購入相場や維持費の目安についても解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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バイク所有世帯の年収はどれくらい?

一般社団法人日本自動車工業会が、バイク購入者の割合を年収別に調査したところ、表1の通りでした。バイクは排気量ごとに年収の割合を記載しています。また今回は趣味のバイクということで、ビジネス用途のバイクは除外しています。
 
表1

バイク購入者の年収別割合(%)
バイクの種類と排気量 200 万円未満 200 ~400 万円未満 400 ~600 万円未満 600 ~800 万円未満 800 ~1000万円未満 1000~1500万円未満 1500万円以上
~50CC
スクーター
41 32 25 17 18 13 13
51~125CC
スクーター
24 17 20 22 17 16 14
126~250CC
スクーター
2 7 6 8 5 7 6
251CC~
スクーター
0 0 0 0 0 0 1
~50CC
オンロード
0 0 0 0 0 0 0
51~125CC
オンロード
2 3 4 4 4 6 4
126~250CC
オンロード
4 9 8 10 12 9 10
251~400CC
オンロード
2 5 5 6 8 9 9
401CC~
オンロード
5 7 11 16 13 18 20
126~250CC
オフロード
0.1 0.2 0.3 0.3 0.3 0.3 0.1
401CC~
オフロード
0.3 0.2 0.4 0.2 0.5 0.4 0.3

出典:一般社団法人日本自動車工業会「2023年度 二輪車市場動向調査 報告書」を基に筆者作成
 
今回のケースの世帯は年収500万円ですが、全体を通して「125CC以下」のスクーター購入者がもっとも多いです。またオンロードに絞るなら「401CC~」の人気が高いことが分かります。
 

世帯年収500万円に見合ったバイクは?

世帯年収が500万円ある場合、どれくらいのバイクが見合っているかは、一概にいえません。車の場合「年収の半分以下が目安」といわれることがあるため、そちらを目安にしている方もいるかもしれません。
 
ローンで購入する場合の支払額やその他維持費については、毎月の家計に影響するでしょう。趣味として楽しむのであれば、月々の出費を考慮するといいかもしれません。
 

バイクの購入価格相場

バイクの購入価格相場を排気量ごとに見てみましょう。

●~50CC:10数万円
●51~125CC:15~50万前後
●126~250CC:30~70万円前後
●251~400CC:60~100万円前後
●401~750CC~:80~160万円前後

排気量が多くなるほど購入価格も高くなる傾向にあるようです。
 

バイクの維持費

バイクの維持費には以下のような項目が含まれます。排気量によっては含まれない項目もあります。

●軽自動車税種別割
●自動車重量税
●自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)
●任意自動車保険
●車検費用
●燃料費
●駐輪費

税金や自賠責保険料は排気量によって異なります。任意保険は補償内容によって、また燃料費は燃費によって、駐輪費は住宅事情によって変わってきます。
 
年間維持費はバイクの使い方により異なるため一概にいえませんが、おおまかな目安は以下の通りです。

●125CC:9~10万円前後(月に8000円前後)
●250CC:10~12万円前後(月に9000円前後)
●400CC:15~18万円前後(月に1万4000円前後)

今後バイクの購入を考えているのであれば、家計の余裕資金や夫のポケットマネー、ローン支払いや月々の維持費を概算し、無理なく維持できるか検討してみるといいでしょう。
 

趣味のバイクはローンや維持費を考慮して楽しもう

バイクは排気量やモデルによって購入価格相場が大きく異なります。高額なバイクの場合はローンを組むかもしれません。その場合は月々のローン返済額に加え、税金や保険料などの維持費を計算に入れて、収入の中で無理なく維持できるバイクを決めるといいでしょう。
 

出典

一般社団法人日本自動車工業会 2023年度 二輪車市場動向調査 報告書(15ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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