病院の検査予約をすっぽかしてしまい、キャンセル料「4000円」を請求されました。病院でもキャンセル料は支払わなければいけないのでしょうか?
配信日: 2024.10.07
本記事では、病院で検査予約をすっぽかしたときのキャンセル料の有無やキャンセル料が発生する理由などを解説します。病院でキャンセル料が発生するのを知らない方は、ぜひ本記事を参考にして無断キャンセルをしないように気を付けましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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病院の予約をすっぽかした場合、キャンセル料はかかる?
保険医療機関などにおいて保険診療を行うにあたり、治療とは直接関連のない「サービス」または「物」において、患者側からその扶養を徴収することとしているようです。
上記の「サービス」や「物」について、厚生労働省は以下のようなものを挙げています。
「患者都合による検査のキャンセルに伴い使用することのできなくなった当該検査に使用する薬剤等の費用(現に生じた物品等に係る損害の範囲内に限る。なお、検査の予約等に当たり、患者都合によるキャンセルの場合には費用徴収がある旨を事前に確認し、同意を得ること。)」
当てはまっていた場合は、キャンセル料がかかる可能性があるため予約時に確認しておきましょう。また、キャンセル料は病院や受ける検査内容によって異なります。検査によっては金額が大きくなる場合もあることを念頭に置いておきましょう。
病院のキャンセル料はなぜかかる?
病院で検査を実施するためには医療機器や薬剤、人件費などのコストがかかっています。無断でキャンセルされてしまうと、検査にかかったコストが回収できず大きな損失となります。
また、事前キャンセルであれば、ほかの患者を受け入れられてコストの損失を防げますが、無断キャンセルだった場合はほかの患者を受け入れられず、コストが回収できないでしょう。このように、予約をすっぽかされると、病院にとっては大きな痛手となるためキャンセル料を設定していると考えられます。
病院でキャンセル料と聞くと違和感を覚えるかもしれませんが、飲食店や美容院などと一緒だと考えると受け入れやすくなるでしょう。
キャンセル料を回避するためには?
やむを得ない事情で検査予約をキャンセルする場合は、以下の点に注意しましょう。
●キャンセルポリシーを確認する
●無断キャンセルはせず、早めにキャンセルする
●キャンセルしなければいけない事情を病院に説明する
キャンセルポリシーは病院によって異なりますが、事前にキャンセルの連絡をすればキャンセル料がかからないケースがあります。いつまでならキャンセル料がかからないのか、予約時に確認しておきましょう。
また、予約をキャンセルする理由によってはキャンセル料が免除される場合もあります。やむを得ない事情で当日キャンセルとなる場合は、病院に説明しましょう。仮に体調不良だった場合は、診断書などがあると信頼性が増し、キャンセル料がかからないかもしれません。
キャンセル料を回避したいのであれば、予約をキャンセルしないことが一番いい方法でしょう。手帳に書いたりスマートフォンのリマインダー機能を活用したりして、予約日を忘れないようにしましょう。
病院の検査予約をすっぽかすとキャンセル料がかかる可能性がある
事前にキャンセル料の同意をしている検査予約を患者都合ですっぽかすと、キャンセル料がかかる可能性があります。病院で検査をするためには、検査に使用する医療機器や薬剤、人件費などがかかります。キャンセルされると検査にかかった金額を損失することになるため、痛手とならないためにキャンセル料を設定しているのです。
やむを得ない事情や早めのキャンセルであれば、キャンセル料を回避できるかもしれません。予約時のキャンセル料に関する説明をしっかり聞くようにしましょう。
また、キャンセル料を回避したいのであれば、キャンセルしないことが一番です。カレンダーへの記載やスマートフォンのリマインダー機能を活用して、予約日を忘れないようにしましょう。
出典
厚生労働省 「療養の給付と直接関係ないサービス等の取扱いについて」の一部改正
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー