更新日: 2024.10.07 その他
駐車券を紛失し「1万円」払うことに…!後日見つかったのですが、差額は返金されるのでしょうか?
しかし駐車券を紛失してしまった場合、違反金を支払うこともあるようです。今回のケースのように金額が大きいと、紛失は大きな痛手となるでしょう。
では後になって駐車券が見つかった場合、違反金を返金してもらうことは可能なのか気になる人も多いはずです。本記事では、駐車券紛失時の支払いについて、知っておくと役立つポイントをまとめました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
目次
コインパーキングで駐車券を紛失するとどうなる?
コインパーキングで駐車券を紛失した場合、正常な清算ができません。この場合どのような対応になるかは駐車場によって異なりますが、なかには精算機の「紛失」ボタンなどを押して一定料金を支払うケースもあります。
支払いを求められる額はさまざまです。3000円の場合もあれば、今回のケースのように1万円の支払いが必要な場合もあります。なかには3万円を上限として請求するパーキングもありました。
駐車券を紛失するとこのような料金が発生するのは、入庫時間が不明になることが理由と考えられます。駐車券に記録されている入庫時間が分からないと該当料金が計算できないため、一種のペナルティーのような料金が発生するわけです。
なお係員が常駐していて入庫時間を記録していたり、監視カメラによって入庫時間が分かったりする場合は、正規料金の支払いで済む場合があるかもしれません。
後日駐車券が見つかった場合は返金される?
後になって駐車券が見つかった場合、返金を受けられる可能性があります。一般社団法人日本パーキングビジネス協会の「時間貸駐車場における表示・運用に関するガイドライン」によると、紛失による料金を支払った後に駐車券が見つかった場合、差額を返金することを原則運用として推奨しています。
またその場合の手続きとして、一定の書類手続きをするか、ほかに簡易な方法があれば各社がそれを採用することも可能のようです。
そのため、今回のケースのように駐車券が見つかったのであれば、早いうちに該当のコインパーキングを運営する会社へ連絡するとよいでしょう。会社が返金対応してくれるのであれば、必要な手続きの方法を聞いて実行します。
返金が終わるまで、見つかった駐車券と、紛失時に支払った金額のレシートなどをしっかり保管しておきましょう。
駐車券が見つからなかったら泣き寝入りするしかない?
もし、どれだけ探しても駐車券が見つからなかったら、ほかの手段を試してみましょう。
ひとつの手段はドライブレコーダーを使うことです。奈良県によると、ある男性が駐車券を紛失して8000円の支払いを求められました。この男性はドライブレコーダーにより入庫時間を証明できるとのことだったため、運営会社に連絡して交渉したところ、差額の返金に対応してもらえたようです。
入庫時間と出庫時間を記録しているドライブレコーダーのような装置が車内に設置されている場合は、同じ方法を取れるかもしれません。
駐車券紛失時の過払い金は返金される可能性あり
駐車券を紛失して一時的に高額な費用が発生しても、後で駐車券が見つかった場合、連絡して所定の手続きを取れば返金してもらえる可能性があります。
駐車券が見つからないとしても、入庫時間が分かる証明があればそれを使って返金の打診をする手もあります。早めに該当の運営会社へ連絡して相談してみましょう。
出典
一般社団法人日本パーキングビジネス協会 時間貸駐車場における表示・運用に関するガイドライン 4-(5)駐車券を紛失した際、適切な紛失時料金を徴収すること。(16ページ)
奈良県 コインパーキングの料金トラブル
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー