更新日: 2024.10.03 その他

免許合宿に通う娘から「教官が怖いからもうやめたい」との電話が。「途中退校」する場合、費用は返ってくるのでしょうか?

免許合宿に通う娘から「教官が怖いからもうやめたい」との電話が。「途中退校」する場合、費用は返ってくるのでしょうか?
車の免許を取得する際に、費用がお得な免許合宿を利用する人も多くいます。しかし、教官との相性が悪く、途中退校したいと考える人も少なくありません。途中退校する際に気になるのが、どのくらい返金してもらえるかです。本記事では、免許合宿を途中でやめた際に戻ってくる費用の金額や、お得に免許合宿を利用するためのポイントを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

免許合宿を途中でやめると一部返金がある

免許合宿を途中で退校すると、一部の費用のみ返金してもらえる可能性があります。例えば、未受講分の教習料金や事務手数料が返金対象です。すでに受講した教習料やテキスト代、入学金などの初期費用を支払った金額から差し引いた残額が返金されます。全額返金されるわけではないことを理解しておきましょう。
 
なお、合宿免許をローンで支払っている場合には、ローン契約を取り消せません。未受講分の料金を教習所から返金してもらった分でローンの返済に充てるか、受講分の料金のみを返済していくかは、ローン会社との契約内容によって異なります。契約を交わす際に、ローン会社に確認しておくとよいでしょう。
 

免許合宿が通いより安い理由

免許合宿が教習所に通うよりも料金が安い理由の一つは、教習所が事前にスケジュールを確定できるためです。通いで免許を取得する場合には、1回の教習に予約が集中したり、予約が少なくキャンセルが発生したりする可能性があり、教習車や教官の割り振りに無駄が生じます。
 
しかし、免許合宿ではスケジュールがあらかじめ決められており、参加するすべての生徒が、一定期間内に教習を終えることが前提です。合宿のほうが教官や教習車を効率的に利用でき、効率的な運営によりコストが削減され、その分料金を安くできると考えられます。
 
もう一つの理由は、教習の回転率の高さです。免許合宿は短期間で集中的に教習を行うのが一般的です。教習生は短期間で卒業するため、教習所はすぐに新しい教習生を受け入れられます。回転率が高いと多くの教習生を受け入れられ、結果として収益の増加が見込めます。利益が増えれば費用を低く設定しても運営ができるため、合宿プランを安く設定できます。
 

免許合宿をさらにお得にする方法

ここでは、免許合宿の費用をさらにお得にする方法を紹介します。教習所と相性が悪く途中でやめても、ほかの免許合宿で免許を取得したいと考える人もいるでしょう。また、別の免許合宿に通う際には、なるべく費用を抑えたいものです。安く利用するポイントを押さえて費用を節約しましょう。
 

安いシーズンを狙う

免許合宿にかかる費用は、シーズンによって変動します。人が集まりやすい夏休みや春休み、卒業前の3月などには料金が高く設定される傾向があります。繁忙期には費用が高くなる可能性もあることに注意しましょう。
 
合宿費用を抑えるなら、繁忙期を避けて、4月から7月、9月中旬から12月あたりを狙うのがおすすめです。料金が安い傾向にあり、予約も取りやすいため、希望する日程で合宿を始められるでしょう。
 

キャンペーンを利用する

教習所によっては、免許合宿でさまざまなキャンペーンや割引を実施している場合があります。キャンペーンをうまく利用することで、合宿費用をさらにお得にできるでしょう。割引例としては、グループ割引や学生割引などです。複数人で参加したり、学生のうちに申し込んだりすれば割引が適用されます。
 
また、早期予約割引を実施している教習所であれば、参加日から2ヶ月以上前に申し込むと料金が安くなります。季節ごとにキャンペーンを実施するなど、キャンペーン内容はさまざまなものがあるため、複数の教習所で利用しやすいキャンペーンがあるか確認してみてください。
 

免許合宿を途中退校すると全額は返金されない

免許合宿を途中退校すると、一部の合宿費用は返金される可能性がありますが、全額返金となる可能性は低いでしょう。一般的に、未受講分の教習料金や事務手数料は返金対象になります。
 
ただし、一部の費用は無駄になってしまうため、免許合宿を利用するなら免許取得までやりきってください。なお、免許合宿は各教習所で実施しているキャンペーンを利用すると安くなるため、節約したい人は申込前にチェックするのがおすすめです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集