更新日: 2024.10.01 その他
MEGA BIGで「1等当選」が269口も発生! 当せん確率が「256倍」になった理由とは? 受け取り時の税金についても解説
注目を浴びた理由としては、第1476回の「MEGA BIG」で1等当せんが269口も出たからです。1等の当せん金額は2480万430円で、2等以下は全て300円の当せん金額となりました。普段の当せん結果では1等が出ないこともあるので、269口も1等が出ることは異常事態です。
そこで本記事では、MEGA BIGで1等が多く出た理由について解説していきます。また、スポーツ振興くじに高額当せんした場合に税金がかかるのかについても紹介していくので、スポーツ振興くじを購入する際の参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1677万7216分の1の確率
MEGA BIGは通常の場合、1等の最高当せん額が7億20円です。キャリーオーバーが発生すると最大で12億円になる点が魅力となっています。1等は対象のサッカーの試合で全ての予想を的中させる必要があるので、当せん確率はとても低いです。具体的には1677万7216分の1(4分の1の12乗)で、当せんせずにキャリーオーバーすることも多々あります。
対象のサッカーの試合(12試合)で、90分間の合計得点数をコンピューターが選択します。自分で予想せずに購入できるのでサッカーに詳しくない人でも購入可能です。
当せん確率が256倍に!
通常の当せん確率は1677万7216分の1なので、1等を当せんさせることは難しいですが、第1476回のMEGA BIGは当せん確率が「6万5536分の1」となったので大量当せんとなりました。そのからくりは「試合数の少なさ」です。
MEGA BIGでは「対象の試合が中止になると的中扱いになる」ことになっています。第1476回の対象試合は台風によって4試合が中止となったため、4試合分については的中扱いとなったのです。そのため、対象の試合が12試合から8試合に少なくなり、当せん確率は4分の1の8乗=6万5536分の1に上がりました。256倍も当せん確率が跳ね上がったことになります。
MEGA BIGは最低成立試合数が8試合なので、あと1試合でも試合が中止になるとスポーツくじ自体が中止となっていました。まさに数年に1度のビッグチャンスだったといえるでしょう。今回は異例の事態でしたが、大量当せんが今後も実現する場合はありそうです。
当せん金に税金はかからない
MEGA BIGで269口も1等が当せんしていますが、この場合の当せん金に税金はかかりません。これは「スポーツ振興投票の実施等に関する法律」の16条の規定によって「払戻金については、所得税を課さない」ことになっているからです。
そのため、高額当せんしたとしても確定申告の必要はなく、所得税がかかる心配もありません。
最低成立試合数でくじが開催される場合はチャンス
MEGA BIGは、1等が1口も当せんしないこともあるので、今回のように多くの口数が当せんすることは今後ないかもしれません。しかし、最低成立試合数で開催される場合は高額当せんのチャンスが高まります。高額当せんした場合は税金はかからず確定申告の必要がないので、安心して高額当せんを狙ってみるのはどうでしょうか。
もっとも、今回の事象から中止試合の規定が変わる可能性もあるので注意が必要です。スポーツ振興くじを購入する際は中止試合の規定についても確認してみてください。
出典
スポーツ庁 スポーツ振興くじ
独立行政法人日本スポーツ振興センター BIG、MEGA BIG、100円BIG、BIG1000、mini BIG
e-Gov法令検索 スポーツ振興投票の実施等に関する法律
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー