更新日: 2024.09.23 その他
新幹線の値段が通常より高くなる時期があると聞きました。高くなるのは「乗車券」と「特急券」のどちらですか?
本記事では、シーズンによる価格変動について紹介するとともに、新幹線に安く乗るためのポイントを紹介します。出張や旅行で新幹線を利用する際に交通費を抑えたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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シーズンによって指定席特急料金が変動する
指定席特急券の価格は、シーズンによって変動します。利用者の多い時期と少ない時期で混雑緩和を図ることが目的です。最も混雑する最繁忙期に特急の普通車指定席を利用する場合は、通常期の指定席特急料金に400円が加算されます。
また、繁忙期には通常期の指定席特急料金に200円が加算され、反対に利用者が少ない閑散期には、通常期の指定席特急料金から200円が割引されます。
なお、東海道新幹線の東京-京都間から九州新幹線を乗り継ぐ場合の特急料金は、東海道・山陽新幹線の特急料金と九州新幹線の特急料金の合計額です。最繁忙期には800円、繁忙期には400円が通常期の合計額にそれぞれ加算され、反対に閑散期は通常期の合計額から400円が割引されます。
新幹線に安く乗るためのポイント
ここでは、新幹線に安く乗るためのポイントを紹介します。旅行や出張などで遠方に出掛ける際には、なるべく交通費を抑えたいものです。新幹線に安く乗れるパターンの中から、利用しやすい手段を利用してみてください。
自由席を利用する
新幹線のチケットを安く購入するなら、指定席よりも自由席を選びましょう。指定席は購入時に座席指定ができ、混雑しやすいシーズンでもゆっくり過ごしながら目的地へ向かえます。一方、自由席は指定席よりもチケット料金は安くなりますが、混雑していれば座れない新幹線代を節約できますが、混雑するシーズンには始発駅から乗るなどの工夫が必要です。
ぷらっとこだまを利用する
ぷらっとこだまとは、JR東海ツアーズが販売している新幹線の格安プランです。こだまの指定席乗車券と1ドリンク引換券がセットになったプランで、ドリンクの引き換えはソフトドリンクだけではなく350mlのビールも対象になっているため、旅飲みを楽しめるでしょう。
乗車区間や利用するシーズン(通常期、繁忙期など)によって割引額が異なりますが、どの期間においても普通車の片道料金が約25%お得になる点が特徴です。
例えば、通常期の東京(品川)-新大阪では、通常1万4920円(のぞみ)のところ、ぷらっとこだまは1万1210円です。東京(品川)-名古屋では、通常1万1500円(のぞみ)のところ8810円と、どちらも約25%割引されています。
株主優待券を利用する
新幹線を安く乗るためには、株主優待券を利用するのも一つの手段です。株主優待券とは、JR各社(JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州)が発行している株主向けの特典で、株主優待券を利用すれば新幹線の運賃から割引されます。
株主優待券は株を保有している株主に配布されるものですが、金券ショップやインターネットオークションなどでも購入が可能です。株主でなければ購入費用がかかりますが、通常料金よりも安い価格で新幹線に乗れることが多くあるため、新幹線代を節約したいと考えている方はぜひ利用してみてください。
新幹線は繁忙期になると特急券の料金が高くなる
新幹線は、繁忙期になると指定席特急料金が最大400円高くなります。新幹線代を抑えたい場合は、通常料金が200円安くなる閑散期の利用がおすすめです。
また、自由席は指定席よりも料金が安く、ぷらっとこだまや株主優待券などを利用すれば通常よりも安く新幹線に乗れます。ゆっくりと旅行を楽しみたい場合には、ぷらっとこだまの利用がおすすめです。自身に合う方法を活用して、新幹線代を節約しましょう。
出典
JR東海 特急券(シーズン別の指定席特急料金)
JR東海ツアーズ ぷらっとこだまの特徴・注意事項
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー