更新日: 2024.09.20 その他
ETC専用レーンに行きたかったのに間違えて「一般レーン」に入ってしまった!もう引き返せない?支払いはどうなる?
しかし、高速道路の料金所において起こりがちなトラブルといえば、レーンを間違えて進入してしまうケースです。ETC専用レーンに進むつもりが、間違えて一般レーンに進んでしまった経験がある方もいるかもしれません。
そこで、本記事ではETCレーンと間違えて一般レーンに進入してしまった場合における通行料金の支払い方法について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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高速道路におけるレーンの種類とETCについて
ETCとは高速道路や有料道路の料金所で無線通信によって、スムーズに決済を行うシステムのことです。なお、ETCを利用するにはETCカードと専用の車載器が必要になります。
ETCカードにはいくつかの種類がありますが、おすすめはクレジットカード付帯のETCカードです。クレジットカード会社が発行するETCカードのため、クレジットカードを保有している必要がありますが、料金の支払時にクレジットカードのポイントが付与されるのでお得です。
ETCを利用すれば対人で料金の支払いをする必要がないため、ドライバーはストレスなく料金所を通過できます。また、ノンストップで料金所を通過できることから、高速道路などの渋滞緩和にも役立っています。高速道路におけるレーンの種類は、以下の3種類です。
・一般レーン
・ETD専用レーン
・ETC・一般レーン
一般レーンでは料金所のスタッフが待機しています。料金所のスタッフに直接、もしくは精算機を利用して通行料金を支払います。
ETC専用レーンは文字通り、ETCが使用可能なレーンです。基本的に、車を停止させることなく料金所を通過できます。ただし、緊急時にいつでも停止できるようにスピードに注意しつつ減速しながら通過しましょう。
ETC・一般レーンはETCレーンと一般レーンが混在したレーンで、主に渋滞の緩和を目的に設置されています。なお、レーンの区分は時間帯や交通量などの状況次第で変更される場合があるため、早めに確認してから通過しましょう。
一般レーンに入ってしまった場合
ETCカードは一般レーンでも使用可能です。ただし、無線通信による通り抜けはできないため、一度停車する必要があります。ETC車載器の故障や間違えて一般レーンに進入してしまった場合は、ETCカードを使用して通行料金を支払えます。
一般レーンでETCカードを使用する流れは以下の通りです。
・一般レーンへ進入
・入口のスタッフから通行券を受け取る
・一般レーンの出口へ進む
・スタッフに通行券とETCカードを渡す
ただし、料金所によってはETCカードでの支払いができない場合があるため、その際は現金などで支払う必要があるでしょう。
ETCを利用すると、時間帯や利用の曜日などによって割引を受けられることがあります。しかし、割引を受けられるのはETCの無線通信で通行料金を支払った場合のみです。
一般レーンでETCカードを利用しても、割引は適用されないため注意しましょう。高速道路を利用する機会が多い場合は、利用状況次第で、ETCの利用がお得なためおすすめです。
レーンを通過する際のルールと注意点
一般財団法人ITSサービス高度化機構「ETC総合情報ポータルサイト」が記載している「レーン通貨のルール」についてご紹介します。
・「ETC専用」か「ETC/一般」レーンを利用(ETC使用の場合)
・急な車線変更は控える
・レーン進入時は時速20キロメートル以下に減速し、レーン内は徐行する
・開閉バーと右前方の表示器を確認して通過する
・前車と十分な車間距離をとる
・バーが開かなくてもバックしない
・レーン内で停車中の車を追い越さない
ルールから逸脱した行為や危険な走行は事故の原因になりかねません。十分に注意して料金所を利用しましょう。
一般レーンでもETCカードを利用可能
割引は適用されませんが、間違えて一般レーンに進入してしまっても、ETCカードを使用して支払いが可能です。ただし、料金所によってはETCカードを使えない場合があるため、ある程度の現金は用意しておくと安心です。
また、レーンを間違えても引き返すことはやめた方がいいでしょう。危険な行為であり、事故の原因になるでしょう。
出典
一般財団法人ITSサービス高度化機構 ETC総合情報ポータルサイト レーン通過のルール
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー